新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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第4回すこやかセミナー「マクロビで秋を楽しむ」

10月のすこやかセミナーは、これから迎える実りの秋をおいしく健康的に楽しむための工夫について
マクロビオティックの観点からお話させていただきました。

マクロビオティック(通称:マクロビ)という言葉をどこかで聞いたことがあるかたも多いのではないでしょうか?どんなイメージをお持ちでしょうか?「玄米食」のイメージが強いかもしれません。

マクロビオティックについて簡単に説明しますと、日本の伝統的な食文化が欧米で再評価され、食事療法として確立していったものです。

アメリカでは増加し続ける生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)やガンに対して積極的に政治的に取り組んできました。
その結果、1970年代頃には、いわゆる「アメリカっぽい」「欧米的な」食生活こそ増え続ける病気の最大の原因であると考えるようになりました。

つまり、肉食やファストフード、砂糖や油たっぷりで野菜をほとんど食べない食生活こそが生活習慣病やガン、心疾患、脳卒中のもっとも重要な原因であると考えるようになったのです。そのため健康で安全な食糧が供給されるように政策を進めるとともに、健康的な食文化を探し求めたのでした。

そこで注目されたのが日本の伝統的な食生活…と、言っても私たち戦後の食生活ではなくて、江戸時代頃の食生活が評価されました。
やはりこのあたりは、国家として誕生して数百年のアメリカと縄文時代から数えれば10000年単位で文化を持ち続けている日本との差が実感される点ではないかと思います。

そんなわけで、海外で普及活動がおこなわれていたマクロビオティックに白羽の矢が立ったのでした。

どのような学問にも背景にある思想や哲学というものがあります。マクロビオティックを正しく理解するには、その背景にある哲学あるいは精神を理解することが大切です。 
マクロビオティックの基本的な考え方として「一物全体(いちぶつぜんたい)」「身土不二(しんどふに)」そして東洋的な「陰陽(いんよう)」の思想があります。

「一物全体」を簡単にいえば「食材をまるごと食べましょう」ということです。栄養学的にも理に適っていますね。
「身土不二」は「地産地消」みたいな話です(本当はもっと深い話です)。
「陰陽」は「その人に合ったものを食べましょう」という話です。 

本来はこのような思想的背景があり、それに基づいた理論があり、そして個々に合わせた食事のスタイルが作り上げられていくのですけれども、わかりやすいイメージとして「玄米食」が先行・定着してしまったようです。
マクロビオティックも正しく理解して実践しなければ逆に体調を崩してしまうことがあります。マクロビオティックが完全で完璧な食事療法であるとは断言できませんけれども、食事は「自分の健康を自分でコントロールする手段」としてわたしたち一人一人ができる最も効果的な健康方法です。

これからも定期的に(あるいはご要望に応じて)マクロビオティックをご紹介していきたいと思います。 


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