新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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夏バテの意外な見分け方

2023/8/3
最高気温が体温を超えるような日々が続いています。
何もしていなくても熱中症になりそうな屋外と、キンキンに冷えた屋内に出たり入ったりしているうちに自律神経のバランスは次第に崩れていきます。

おまけに寝苦しい夜のせいで寝不足で疲れ気味…朝からだるくてまともにご飯を食べる気にもならない。
ちょっと動くとだるくて汗をかくので1日中だらだらと過ごしてしまう…

暑い暑い群馬の夏だからと言って、このように過ごしていたら遅かれ早かれ夏バテになってしまいます。
「もしかして自分はもう夏バテかも?」と思うかたもいらっしゃるかもしれません。
夏バテかどうか見分ける簡単なポイントをお知らせしたいと思います。

夏バテには十中八九、胃腸がくたびれてしまうことで陥ってしまいます。
つまり食欲がなくなったりするのですが、それよりもさらに夏バテらしい特徴は…

朝の下痢 です。

起床後でも朝食後でも良いのですが、今まではそんなことはなかったのに朝になると下痢や軟便が出るようになった…

実はこれがとても分かりやすい夏バテの兆候です。
今まで朝に排便がなかったのに、朝に便が出るようになった…というのも実は夏バテの始まりです。

そして夏に胃腸が弱ってしまうと、秋から冬にかけて体を立て直すことができずにさらに調子を崩してしまうことになります。

そこで、夏バテを解消するためには当たり前ながらよく言われることが重要となります。
・冷房の温度設定は控えめにする
・早寝早起きで規則正しい生活リズムを送る
・食事をきちんと摂る

などなど。特に食事の際には加熱した温かいものをあるていど食べて胃腸を冷やさないように心がけることが重要です。
こういった夏バテ対策を講じたうえで、さらに夏バテを解消するためにオススメの漢方薬は…

清暑益気湯(せいしょえっきとう)です。
この漢方薬は名前とおり、暑さをしのいで元気を増やすように設計されています。
人参と黄耆という元気を増やす2大生薬が含まれています。
脱水対策になるように麦門冬という生薬を加え、さらに水のめぐりを良くするために蒼朮を併用しています。
陳皮や黄柏といった消化能力を向上させる生薬も含まれています。

まさに夏バテ対策にうってつけの漢方薬ですね!


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この点滴で一週間もってます!

2023/7/11
自費点滴のご利用者様に率直な感想を伺いました。
ブログにてご紹介いたしますので、ご利用の際にご参考にしていただければと思います。

【ご利用者様】50歳代 女性
【ご利用メニュー】おためし抗酸化点滴

週に1回、おためし抗酸化点滴をご利用されているご利用者様です。
この点滴をすることで、ストレスや疲れに負けることなく、一週間やりぬくことができるそうです。

「この点滴で一週間もってます!」と満面の笑顔でお答えいただきました。
いつもご利用ありがとうございます。

抗酸化点滴はグルタチオンとアルファ・リポ酸を中心とした点滴です。この2つの成分には、体内の過剰な活性酸素を打ち消す効果があります。過剰な活性酸素は細胞内の分子やイオンから電子e⁻を奪ってしまい、生化学反応を妨害したり、細胞活動を邪魔してしまいます。

活性酸素によって電子が奪われる反応のことをきれいな鉄がボロボロのサビになるようなイメージで例えることが多いため、抗酸化点滴のことを「からだのサビとり」と表現している医療機関が多いです。

活性酸素は体内で自然に発生するものですが、ストレス、紫外線、放射線、大気汚染、たばこ、薬剤などによって必要以上に増えてしまいます。ストレスを受けると副腎皮質ホルモン(ストレスホルモン)が分泌され、この分泌と分解の過程で活性酸素が発生します。

過剰な活性酸素は、体のあちこちで炎症を引き起こします。慢性的な炎症が積もり積もることで遺伝子が損傷して癌の発生のきっかけとなったり、免疫細胞の暴走を招いて自己免疫疾患の原因となったり、あるいは脳における炎症がうつ病の一因となったり…とさまざまな疾患の根底には慢性炎症が関与していることが多いものです。

現代社会は過度な酸化ストレスを生み出し、慢性炎症を引き起こすことで多くの人が病気になりやすい環境です。
抗酸化ストレスで定期的に体内の活性酸素を中和することでいつまでもすこやかに暮らしていきましょう。


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おかげさまで3周年🎂

2023/7/3
本日7月3日にて、当院は開院3周年を迎えました!
それもこれも、ご愛顧いただいているご利用者様のみなさまのお陰様でございます。
近隣のみなさま、遠方からはるばるご来院いただいているみなさま、ご家族・ご友人をご紹介いただきましたみなさま、みなさまあっての当院でございます。
発展途上であり至らない点も多々あり恐縮ではございますが、より良い医療サービスをご提供しみなさまのご期待にお応えできるよう日々精進を重ねて参ります。

漢方医学の道はどこまでも続く長く険しい道でございます。私はまだその道を歩き始めたばかりであり、漢方医学の歴史に燦然と輝く偉大な先達たちにどこまで近づくことができるかはわかりませんが、満足することもあきらめることもなくただただ一歩でも前へと進み、日本の伝統医学である漢方の進化・発展へと少しでも寄与していきたいと思う所存です。

昨年当院では巻き爪診療の体制を整えました。自費診療ではありますが、爪を大きく剥離したり切除することなく、安心で侵襲のすくない矯正治療をご提供しております。

私はそもそも外科医でありますので、当院でご提供できる外科医療の幅を今後はさらに広げていくことが一つの目標となっております。

また、当院では昨年9月からがん免疫療法のご提供を開始させていただきました。
私共の当初の予測をはるかに超える多くの方からお問合せいただき、また、県外からも多くの方にご利用いただいております。
多くの方の期待と希望の灯となるよう当院に与えられた使命を全うしなければならないと、日々気を引き締めております。


開設および日々の診療のためにご尽力・ご協力いただいている関係各所の皆様にも厚く御礼申し上げます。
皆様のお力添えがなければ当院は存在することすらできておりません。みなさまとのご縁を大切にし、改めて医療はチームプレーであることを実感、感謝しながら日々の診療に取り組ませていただいております。今後とも末永くお付き合いをお願い申し上げます。


漢方診療は保険点数が高くならず、採算がとれないためあちこちの病院で撤退や廃止が進んでいます。
しかしながら、日本の伝統医学であり、東アジアにおいては2000年ほどの歴史と臨床実績があり、そして明らかに西洋医学よりもはるかに優れた面をもつ漢方診療は人類にとって至高の宝の一つです。
われわれ現代の人間が、金勘定を理由に過去の偉人たちの血のにじむような努力と情熱の結晶である漢方をこの世界から消してしまうようなことをすれば私たちの子孫にとっては取り返しのつかない大きすぎる損失であり、過去と未来の人々に対する反逆でしかありません。

そんなことを考えながら経営に四苦八苦しながらも今日もまた多くの患者様をお迎えすることができたことに感謝をしております。みなさまが漢方をご利用いただくことはみなさまの子孫を救うことに繋がっております。当院で漢方診療の序の口に触れていただき、必要があれば日本各地の名医の下で漢方医学の真髄に触れていただきたいと思うこの3周年記念日であります。

そんな痩せ方もあるんだなと

2023/6/25
多くの現代人にとって「ダイエット」は永遠のテーマかもしれません。
巷には数多くのダイエット法があり、そのどれもが大なり小なり効果があるようです。最近ではまったくのインチキなダイエット法というものは少なくなってきたように思いますが、しかし、ダイエットにおいて本当に重要な点をないがしろにしているものも多くみられます。

ダイエットにおいてもっとも重要なこと。
それは「健康になること」です。

健康になることはダイエットの神髄と言ってもよいでしょう。
逆に言えば、健康になるための活動をすることで余分な体重は減っていき、健康的な身体に近づいていくことができるというわけです。

であるからこそ、短期間に無理をして体重を減らすための方法や、何十万円・何百万円の費用を支払って個人トレーナーをつけて体重を減らす方法は医学的にまったく推奨できません。

健康になるとは、健康に生きることであり、それは日々の暮らしが健康であるということです。日常が健康であるということは、特別な努力や苦労をすることなく、何十年でも無意識的にさえ続けていくことができるライフスタイルを築き上げていくことです。そしてこれは漢方医学における治療目標そのものです。

ある患者さんが冷え症や関節痛を訴えて来院されました。
漢方医学的に診察・診断をいたしまして、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)という漢方薬を処方しました。

桂枝加苓朮附湯は、桂枝湯に附子・茯苓・白朮を加えた漢方薬です。桂枝湯はからだの気のめぐりを改善する効果がありますが、ここに附子を加えてからだをしっかりと温めます。茯苓・白朮は局所的に滞っている水のめぐりを改善します。

つまり桂枝加苓朮附湯は、冷えやむくみをともなう関節痛や神経痛に対してとても有効な漢方薬なのです。

こちらの患者さんに対して桂枝加苓朮附湯を処方し数ヶ月…来院がありませんでした(汗)。しかし、その間に健康的な生活を送るよう心掛け、さらにダイエット活動もされたところ半年ほどのあいだに7kgも体重を減らすことができたと喜んでご来院されました。

決して極端なダイエット活動をしたわけではないものの、自然と体重が減っていったとのことでした。

今まで何度もダイエットに失敗してきたとのことでしたが、附子でしっかりと体を温めて基礎代謝を高めたことで、身体各所の機能が向上したため体重減少を達成することができたのだと思います。

桂枝加苓朮附湯でダイエットしたという話を今まで聞いたことがなかったため、感心してしまいました。

ダイエットにおいて基礎代謝を高めることは、極端な糖質制限をすることよりも、無理やりマッチョになることよりも、はるかに重要なことです。附子含有剤を服用することで身体が熱を持つようになり平熱(基礎体温)が0.5~1℃上昇します。それによってのぼせや火照りなどの不快感が生じるわけでなければそれでもよいのです。

むしろ、附子を飲んだら体調が良くなるとしたら、今まで基礎代謝の低下、新陳代謝の低下があったということになります。


「ダイエットには防風通聖散」というキャッチフレーズを真に受けて、下痢ばかりして痩せもしないサプリメントや薬を飲み続けていませんか?

もしかしたら基礎代謝を高める漢方薬を利用したほうが、健康的にダイエットできるかもしれません。


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梅雨冷えに活躍する真武湯

2023/6/6
5月になると晴天の日が増えて気温も30℃近くまで上がる日が増えます。冷たい飲み物や食べ物が増えてきて、服装も軽装になり、こたつや暖房器具も片づけて夏を迎える準備をしたところで…

梅雨がやってきます。
雨の日が続くと気温は一気にさがって最高気温でも15℃くらい。朝は寒くて震えながら目覚め、職場ではなぜか冷房が効いていて、ダメだとわかっていつつフラペチーノを飲んでしまう…

気付けば毎日だるくて食欲がなく、なんとなく風邪気味で足も浮腫んでいる。梅雨冷えと言われる状態です。

こんな時に活躍する漢方薬が真武湯(しんぶとう)という漢方薬です。

真武湯は本来、虚弱体質や急性の病気によって急激に身体が衰弱したときに使用される漢方薬です。新陳代謝が低下し、血も水も循環が悪くなってしまっている状態であり、命に危険がおよぶ状態です。

もともとそのような状態に使用される漢方薬なのですが、エキス剤になることで強烈さが緩和されたのか、梅雨冷えに使いやすい漢方薬となっています。

附子という強烈に身体を温める生薬が含まれており、落ち込んでしまった新陳代謝をしっかりと向上させます。身体が温まったところで茯苓という生薬が水の循環を改善し、むくみやめまい、下痢などの症状を改善します。

温熱剤なので夏の時期にはあまり使わないほうが安全な漢方薬なのですが、梅雨の時期には意外と真武湯が適している人が増えています。

真武湯が効きやすいかどうかのポイントとして、つぎの2つを覚えておいていただくとよいと思います。
① フワフワと宙に浮いているかのようなめまい感があり、なんとなくまっすぐ歩けなかったり、電車などで座っていると左右どちらかに傾いてしまう
② 朝方に下痢をすることが多く、下痢したあとにくたびれてしまう

こんな症状を伴う梅雨冷え状態になったら、ぜひ真武湯をお試しください。


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