当院では発熱された患者様を随時診療しております。
受診ご希望のかたは、ご来院前に必ず 027-288-0977 にお問合せください。混雑状況により診察可能なお時間をご案内いたします。
当院の勝手口を発熱対応スペースとしております。ご案内いたしますので、駐車場のご到着されましたら027-288-0977にお電話ください。
発熱はひとの体に備わる抗病反応のひとつです。風邪やインフルエンザなどの呼吸器系感染症をはじめとしてさまざまな理由で発熱という症状が生じます。解熱鎮痛剤による対症療法ではなく、
発熱をおこしている本当の原因をみつけて根本的に治療することが理想です。
細菌感染症やウイルス感染症では38℃以上の発熱をともなうことが一般的ですが、体力や免疫力のおとろえた人の場合には高熱を出すことができないこともあります。また、感染症の種類によっては高熱がでないものもあります。感染症以外にも発熱症状をともなう疾患は多数あるため、問診・診察所見・検査所見を組み合わせて診療いたします。
37℃前後の微熱が数週間続く場合にはホルモン異常や膠原病などの自己免疫性疾患、悪性腫瘍などの疾患の可能性があるため全身的な検査が必要になります。提携医療機関に精査加療を依頼し、ご紹介させていただきます。
<発熱外来の検査>
病状判断および治療方針決定のため、乳幼児以外は原則として血液検査を実施しております(白血球数・炎症反応などを確認しています)。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
感染症の原因微生物の特定には抗原検査(鼻粘膜拭い液)をおこなっております。インフルエンザウイルス(A型・B型)、COVID-19、アデノウイルス、RSウイルス、A群β溶血性連鎖球菌については検査が可能です(検査キットが終了している場合もございますがご了承ください)。
インフルエンザ感染の判断には、咽頭スコープ「nodoca(ノドカ)」での対応も可能です。抗原検査キットが不足している場合などには咽頭スコープで検査をおこないますのでご協力をお願いいたします。
※ご注意※
当院はレントゲンやCT検査の設備がございません。病状によっては提携医療機関や画像検査が可能な医療機関をご案内させていただく場合がございます。患者様の病状を慮ってのご提案ですので、ご理解くださいませ。
<発熱外来の治療方針>
漢方薬は急性感染症の治療に特に効果を発揮します。一般的な西洋医学的治療よりも予防・治療における優位性が確認されているため、当院では感染症の治療に漢方薬を積極的に使用しています。漢方薬は「傷寒論」の治療理論に従って処方いたします。可能なかぎり院内処方でご対応いたしますが、薬剤の流通状況によっては院外処方となります。また、解熱鎮痛剤・鎮咳去痰剤などの一般的な薬剤をご希望のかたは診察時にお申し出ください。
抗インフルエンザ治療薬や抗コロナウイルス治療薬は院内在庫をご用意しておりません。お近くの薬局でお薬を受け取っていただくことになりますのでご了承くださいませ。
※ご注意※
症状が軽くてもCOVID-19であった事例や、劇症型溶連菌で急変される事例がございます。検査は一切受けずに治療薬だけご要望される患者様につきましては、治療結果に責任を持つことができませんので、診療をお断りいたします。感染症における適切な診療にご協力をお願いいたします。