新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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体がだるい

身体が重いような、気力がないような、なんとなく思い通りに動かないような感じがしたり、ふだん当たり前にしていることをやる気になれずにゴロゴロと寝てしまう…そんな感覚が「だるさ」です。

「だるさ」は医学的には「倦怠感」と言いますが、肉体疲労が蓄積している場合、精神的に消耗している場合、なんらかの疾患で生じている場合、があります。

肉体疲労が蓄積している場合には何と言っても休息をとることが第一です。
激しい運動をしなくとも、休む暇なく仕事や家事をしているだけでも疲労は蓄積していってしまうものです。リラックスできる環境を整え、十分に休みましょう。
肉体疲労には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬が代表的です。

精神的に消耗している場合にも休息をとることが重要です。
ストレスの原因に対して、無理なくできる対処法をみつけていきましょう。また、自分なりにストレスを発散できる方法もあるとよいでしょう。
ストレス対策には抑肝散(よくかんさん)香蘇散(こうそさん)桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などの漢方薬が有効です。

気分が沈み込んでしまい、本当に何もかもやる気がなくなってしまったとしたら「抑うつ状態」かもしれません。抑うつ状態はうつ病以外のさまざまな疾患でも陥る状態ですし、精神的にショックな出来事(失恋、失業、受験の失敗など)でも陥ります。抑うつ状態が長引く場合には精神科的な診察・治療を優先しましょう。

●だるさ(倦怠感)を生じる疾患
・発熱性疾患
・糖尿病
・慢性心不全
・肝疾患
・貧血(または骨髄疾患)
・女性ホルモンに関連するもの
・甲状腺機能低下症
・睡眠時無呼吸症候群や睡眠障害
・栄養障害
・がん(悪性腫瘍)
・精神疾患

このように、症状として「だるさ」を感じる疾患は数多くあります。長引くだるさを単なる疲労であると思い込まずに、きちんと疾病を精査することは予防としても治療としてもとても重要です。


「だるさ」を感じたら生活習慣もみなおしましょう

不規則な生活リズムや暴飲暴食は自律神経のバランスを崩し、「だるさ」の原因となります。以下のチェックリストを参考に、生活習慣の改善にも取り組みましょう。
✅ 朝起きる時間、食事の時間、夜寝る時間など規則正しいリズムで生活しましょう
✅ 夜更かしをせずに十分な睡眠時間(7~8時間)を確保しましょう
✅ ちゃんとお腹が空いてから食事をしましょう
✅ 食べすぎに注意し、腹八分目までにしましょう
✅ 十分に栄養のある食事をとりましょう
✅ 飲酒はほろ酔い程度でやめ、週に2日以上は休肝日をもうけましょう
✅ 毎日十分に体を動かし、適度な運動量を確保しましょう
✅ 1時間以上座ったり横になってテレビを観るのはやめましょう
✅ 夜9時以降は照明を暗くし、スマートフォンやパソコンの使用も控えましょう

ここでは生活習慣における大切なポイントだけを取り上げました。他にもいろいろと工夫はできますので、ぜひ取り組んでみてください。 
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