一生懸命がんばっているのに体重が減らなくて困っている方は非常にたくさんいらっしゃいます。
そんな中、保険診療で使用される一部のお薬にダイエット効果があることで注目を集めているものがあります。努力しすぎて疲弊してしまうくらいなら、一時的にもお薬の力を利用することには意義があると考えています。
特に、体重が100kgを超えるような方は、運動してカロリーを消費しようとすることで予期せぬ外傷や並存疾患のリスクを高めるなどの危険を伴います。保険診療では治療適応となる薬がない場合に、無理して長期間空腹に耐えて苦痛とストレスをため込んでしまうよりも、一時的に自費薬に頼ることできちんとも起票体重まで減量する方が好ましいのではないでしょうか?
(当院では糖尿病や内分泌・代謝疾患にて治療中の方、妊娠中または授乳中の方、BMI 22.0以下の方への自費ダイエット治療は行っておりません。)
①代謝改善薬「リベルサス」
…リベルサスはGLP-1作動薬という糖尿病の治療薬の一種です。糖尿病に対する血糖値降下作用のほか、食欲抑制効果、少量での満腹感、体重減少効果があります。副作用もある薬なので、当院独自の必須検査を受けるという約束を守っていただける方にのみリベルサスを使用したダイエット指導をおこなっています。
リベルサス3mg 30日分 12,000円
リベルサス7mg 30日分 28,500円
(注)リベルサス14mg製剤は当院では採用していません。
②糖吸収阻害薬「フォシーガ」
…フォシーガはSGLT2阻害薬という糖尿病の治療薬の一種です。腎臓での糖の再吸収を阻害することで、尿中に糖分を捨てることになります。自動的に糖質制限ダイエットをしているようなイメージです。個人差はありますが、フォシーガにより1日200~500kcalの糖質カット効果があるとされています。ほかにも心臓や腎臓を守る作用があることから、糖尿病治療の治療戦略を一変させたとも評価されています。副作用もある薬なので、当院独自の必須検査を受けるという約束を守っていただける方にのみご利用いただいております。
フォシーガ5mg 30日分 15,000円
(注)フォシーガ10mg製剤は当院ではお取り扱いしておりません
③GLP-1受容体作動薬「マンジャロ注射」
…リベルサスと同系統の薬剤ですが、リベルサスと比べて減量効果が高いため“上位版”として利用されています。BMI 30以上の方にはこちらをご提案しています。開始に際しては使用方法や有害事象(注1)などに十分注意していただく必要があります。また、下記必須検査を定期的に受けていただくことも利用の条件となります(増量時には初診時検査と同内容の検査を受けていただきます)。
マンジャロ注射2.5mg 1本 5,500円(1か月分=4本 22,000円)
マンジャロ注射5mg 1本 9,900円(1か月分=4本 39,600円➡2か月目~35,200円)
マンジャロ注射7.5mg 1本 14,300円(1か月分=4本 57,200円➡2か月目~48,400円)
(注1)リベルサス・マンジャロで生じうる重要な有害事象:吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状(最も多い)、低血糖(特に糖尿病治療薬と併用時)、膵炎や胆石リスク、甲状腺C細胞腫瘍のリスク(ヒトでは未確認)
★必須検査
初診時検査(注2) 円
HbA1c 2400円 …4週間単位で薬剤をご購入のかた
グリコアルブミン 2400円 …2週間単位で薬剤をご購入のかた
HbA1c+グリコアルブミン 4200円 …初回時およびBMI30以下のかた
(注2)空腹時血糖・HbA1c、肝機能(AST, ALT, γ-GTP)、腎機能(Cr, eGFR)、膵酵素(アミラーゼ、リパーゼ)、脂質プロファイル(LDL, HDL, TG)、電解質(Na, K, Ca, Mg)、内分泌・腫瘍マーカー、体組成測定(体脂肪率・筋肉量)
★受信料
初診料 3,300円
再診料 1,650円(簡略化時 880円)
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