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変形性膝関節症へのヒアルロン酸注射

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膝という関節は、わたしたちの日常を文字通り支え続けてくれているとても重要な関節です。
長年酷使しているうちに、膝関節を形成する骨には徐々に変形が生じ、関節軟骨はすり減っていってしまいます。膝関節が変形してしまうと、関節のスムーズな動きが妨げられ、痛みを生じるようになります。
これが変形性膝関節症という状態です。

変形性膝関節症を元にもどすことはできないため、鎮痛剤を内服し続けて痛みをごまかすか、膝関節腔内にヒアルロン酸を注入してクッション代わりにするしかありません。

解熱鎮痛剤(NSAIDs)の功罪

一般的な鎮痛剤は、炎症を抑えることで解熱作用や鎮痛作用を発揮します。飲みやすい錠剤であり市販品も販売されているため常用している人も多い薬剤です。しかし、NSAIDsの長期使用は血圧の変動、肝機能障害、腎機能障害、胃・十二指腸潰瘍、易出血性、低体温症などような重大な副作用(有害事象)をもたらすことが問題視されています。

ヒアルロン酸注射という選択肢

膝関節内へのヒアルロン酸注入も症状を一時的に緩和するための処置です。定期的に注射をし続ける必要がありますが、解熱鎮痛剤のような副作用がないことが最大のメリットです。週に1回に限り保険診療で利用することができ、処置費用は200~300円程度です(自己負担割合によります)。一般的には週に1回×5回の注射をして治療効果を評価し、その後は2週間から4週間毎のペースで必要に応じて注射をおこないます。
以前は注射した当日は入浴できないなどの制約がありましたが、現在は関節注射の当日に入浴しても問題ないことが確認されていますので、ふだん通りの生活を送っていただくことが可能です。

その他の治療方法もありますが、当院ではまだ導入しておりません。

漢方薬もオススメ

変形性膝関節症の痛みには漢方薬も有効です。防己黄耆湯や疎経活血湯、通導散などの漢方薬を体質に合わせて使い分けています。ヒアルロン酸注射との併用も可能です。

変形性膝関節症の診療をご希望のかたは、お気軽にお問合せください。

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