新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック

朝がニガテ!

新学期や新生活の始まる季節が訪れました。

コロナ禍において在宅勤務やオンライン授業が増えたとはいえ、私の周囲でも転勤や進学のためお引越しされるかたがいらっしゃいます。

ショッピングセンターなど行くと、新生活用の家具や雑貨、家電のバーゲンセールをしていますし、大量に買い物をしているご家族を見かけます。

つい自分が大学進学したときのことを思い出してしまい、歳をとったんだなぁと溜息が出てしまいます。

青春という言葉があり、気持ちが沈んでいるときのことを「ブルー(blue)」と表現する通り、春先とは気分の変調を起こしやすく、うつ病のひとは症状が悪化しやすい時期です。

「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、この季節は朝寝が心地よいものです。許されるならいつまでも眠っていたくなってしまいますね。

学生時代のマイペースな生活リズムに慣れきってしまっていると、新生活のリズムに合わせて朝起きるのがつらいものです。

特に夜型のひとは朝が苦手なのではないでしょうか?
夜型ではなくても「朝は低血圧でニガテで…」という女性も多い気がします。

そんな朝が苦手な人用の漢方薬というのも存在します。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬です。

茯苓(ぶくりょう)、桂枝(けいし)、白朮(びゃくじゅつ)、甘草(かんぞう)の4種類の生薬で構成されており、それぞれ一文字ずつ取って組み合わせた名前です。

この漢方薬は気(き)と水(すい)が本来の流れる向きとは逆行して上昇してしまうために生じる起立性めまいや呼吸促拍症状を治療する薬です。

こういうことから学校の朝礼などで倒れてしまう起立性低血圧(いわゆる脳貧血)などにもよく使用します。

本当に低血圧のご高齢の女性に使用した経験もあります。
入院時は上の血圧が60くらいで、自覚症状もなく原因疾患もない「本態性低血圧」でした。
西洋医学の昇圧剤と苓桂朮甘湯を併用し、血圧が上がってきたら昇圧剤を徐々に減らして漢方薬だけにしました。
半年くらいかかりましたが血圧が安定してリハビリができるようになり、自宅退院できました。
この時は「漢方ってすごいなぁ」と感心しました。

苓桂朮甘湯が適する病態の中心としては胃に水が停滞していることによります。
胃に水が溜まっていると、上から下降してきた気の流れがせき止められてしまい、逆流してしまうイメージです。

基本的には胃がよわいのでこのようになります。

苓桂朮甘湯の状態に、さらに血虚という肉体的な消耗や材料不足のような状態が重なった場合には苓桂朮甘湯に四物湯(しもつとう)を加えた連珠飲(れんじゅいん)という漢方薬があります。

こちらは保険診療のエキス剤には存在しないので、2種類を組み合わせて使用することになります。

今回ご紹介した「朝がニガテなひと」のことを漢方業界では「フクロウ型」と表現します。夜行性の鳥ですので、イメージしやすいのですね。

この「フクロウ型」という言葉は久留米大学に「フクロウ外来」という漢方外来があることで認知度が高まりました。

ちなみに朝型のひとは「ヒバリ型」と表現します。
フクロウやヒバリに特別な意味があるというより、表現としてのイメージしやすさ、まさしく文化や習慣から生じている言葉ですね。

フクロウ型のみなさんには苓桂朮甘湯で新生活をサポートしていきたいと思うのですが、しかし、生活習慣の改善も重要です。

「自分は夜型だ」と言い訳して不健康な生活習慣を送っていないでしょうか?
「早寝早起き病知らず」という言葉がある通り、健康的な生活習慣のうえに健康が作られるのです。


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