新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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のどが詰まる感じがする!いつもなにか挟まってる!

2021/9/8
あまり喜ばしいことではないですが、「コロナうつ」という言葉もだいぶ一般化してきたように思います。 
世間の風潮としても、思うように外出できないため、運動不足にもなるしストレスも溜まる… 
長引く自粛生活は少しずつ心身をむしばんでいきます。 

当院を受診される方のお話を伺っていると「コロナが始まってから…」と話される方が多くいらっしゃいます。 
新型コロナウイルスは確かに私たちの生活に大きな変化をもたらしました。
もしかしたら今感じている心身の不調は「コロナうつ」の一部なのかもしれません。  

漢方においては、ストレスが溜まると気のめぐりが悪くなってしまい
気鬱(きうつ)」や「気滞(きたい)」という状態を招くと考えます。 
漢方では人体を気がめぐっていると考えます。まるで電化製品の中を電気が流れているようなイメージです。 
「気鬱(きうつ)」「気滞(きたい)」ではその「気」のめぐりが、どこか一点に留まってしまうのですね。
 
「気滞」の症状として有名なものが
喉がつまる感じがする」「飲み込みづらい」「喉になにか引っかかっている感じがする」というものです。 
これらの症状をみたら何も考えずに 「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」を処方したくなってしまいます。
半夏厚朴湯は気滞治療の代表的な処方薬です。

チャクラの話をすると、のどのところは第5チャクラの位置で、コミュニケーションに関するチャクラなんだそうです。チャクラも漢方における「気」と似たようなものですから、のどの症状は第5チャクラの不調であり、おそらく「言いたいことも言えずにガマンしているストレス」が喉の症状として現れてくるのではないかと思います。
以前、ある患者さんにこの話をしたところ、その場で少し考えて「あっ!」という顔をしたと思ったら「そっか!わかりました。もう大丈夫です!」と言って帰っていかれた方がいました。何か思い当たる節があり、それがわかって解決できたそうです。
 
また、気滞の状態にさらにストレスがかかっている状況や胸腹部に炎症が生じているような状況で、肋骨周りが固くなっている場合があります。 
このような場合には小柴胡湯(しょうさいことう)半夏厚朴湯を合わせた柴朴湯(さいぼくとう)という漢方薬を処方したりします。
小柴胡湯が肋骨まわりの炎症を治めてくれます。 

「喉になにか引っかかっている」ことを漢方の古典では「梅核気(ばいかくき)」と表現しています。梅干しのタネが喉に引っかかってしまっているという表現なのですね。 
西洋医学的な分析によると、精神的な要因でのどの周囲の筋肉が硬直気味になってしまうことを「何かはさまっている」という風に自覚するようです。
東洋医学のある有名な先生の書籍には、半夏厚朴湯は「硬い印象のひと」に向いているという記述がありました。なるほど、心も喉も硬くなってしまうタイプのひとがいらっしゃるんでしょうね。

当院にいらっしゃった方の中で、印象的な梅核気の症状を訴えた方は「ビタミン剤を飲むときだけ喉にひっかかって上手く飲み込めない」と話しておられました。
とても興味深い症状ですね。もちろん(?)半夏厚朴湯を処方し、その症状は改善されました。

ある本を読んでいたときに「梅核気は香蘇散(こうそさん)で治す」ということが書いてあって驚いたことがあります。
香蘇散はカゼで気うつになっているときに使うのが典型的です。軽いうつ症状にも効果があります。
しかし、梅核気といえば半夏厚朴湯という認識だったので、この時はとても驚きました。
香蘇散を使う状況はどちらかと言えばみぞおちが気持ち悪いことが多いのです。
しかし、香蘇散も半夏厚朴湯も気うつ(気滞)の治療薬ですから、のどの症状ばかりでなく全身的なことを考えて適切に使いたいものです。

古典を読んでいると、漢方医学が作られていった時代や社会、文化的背景を知ることができます。 
2000年も前に、身近な植物や鉱物を上手く組み合わせることで心身のバランスを治療してきた漢方医学…。 
気血水(きけつすい)理論や陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)などの理論や思想的背景が正しいかどうかは別として、完成度がとても高い医学体系であると思います。 

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第2回 すこやかセミナー「体の生理に合わせた食生活」

2020/9/24
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8月に開催した第2回目の「すこやかセミナー」では
体の生理に合わせた食生活」をテーマとしました。

1日3食、規則正しく食べることが良い!
と一般的には言われていますが、
人間の体は1日の中でさまざまな生理活動をしています。
実は、時間帯によって主な働きも変わります。

食事のとり方によっては、体への負担が大きくなり、
効率的な生理活動を妨げることになりかねません。
例えば夜中に暴飲暴食すれば体に悪影響が出ることは簡単にわかりますよね。

1日のうち、午前中は主に「排泄」の時間です。
朝からスッキリ出せることは、健康の指標の一つと言っても過言ではありません。
ところが、朝ごはんをお腹いっぱい食べてしまうと排泄活動が妨げられてしまいます。

そこで、大人の場合には朝食は最低限の水分と栄養を摂取するだけにして
消化器官に負担をかけないことが大切になってきます。 
午前中から肉体労働をするわけではないのなら、朝食は豆乳やスムージーでも十分なのです。 

その分、昼食の分量は少し多めにしてたっぷりと栄養を摂ることが大切です。 
正午から午後8時頃までが消化・吸収を主におこなう時間帯なのです。 
そして夕食はなるべく早めに、そしてあまり量を食べないこともポイントです。

 

午後8時から夜中にかけては、組織の修復や成長のめの材料を作り出す「同化」の時間帯です。
1日のうちで自然治癒現象が最も活発に行われているのもこの時間帯ではないでしょうか? 
夜ご飯をガッツリ食べてしまうと、いつまでも「消化」をしなければならず、
大切な「同化」を十分に行うことができません。
いわば残業をさせられているようなものなのです。 

ですから、夕食を早い時間に、消化の良いものを、少なめに食べてしまい 
あとはゆっくりとリラックスして休息の時間を過ごすことが重要です。

 

もちろん、夜更かしせずに早い時間に就寝することも忘れてはなりません。 

午後10時から午前2時の間に成長ホルモンの分泌が盛んになるため、 
その時間帯にすでに熟睡できていれば効率よく体の自己修復や成長活動をおこなうことができます。

 

まとめると、朝は最低限の水分と栄養を摂取して、お昼にしっかり栄養を摂りましょう。 
夕飯も早い時間に済ませてゆっくりと夜を過ごすことが大切です。 


今までの食事内容そのものを大きく変更しなくても、 
食事を摂る時間や量のバランスを変えるだけでも

体の調子が良くなっていることを実感でき、
わずかながら減量ができると思いますよ。 


イベントではその他に消化器官に負担をかけない食べ合わせの話や、
くだものの正しい食べ方についてお話させていただきました。

 

今回の内容は基本的かつ大切な内容なので、今後も繰り返していく予定です。 
セミナーやイベントに関する情報は、ホームページやSNSで随時発信しています。
また、お電話やメール、ラインでもお問い合わせ可能です。

すこやかセミナーは毎月一回、土曜日の午後に開催している
入門的なセミナーです。
健康のために自分で何か取り組みたいけれど、何をしていいかわからないという方
ぜひ遊びにきてみてください。

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漢方なぞなぞ

2020/9/23
子供のころに「なぞなぞ」ってやりましたよね。 
クイズと違って、知っているか知らないかの問題ではなく
想像力をはたらかせなければ答えがわからないのでとても良い遊びだったと思います。 

誰もが知っている なぞなぞ と言えば
「下は大火事、上は洪水。これな~んだ?」ではないでしょうか? 
答えは「お風呂」ということで、この なぞなぞ が出来た時代背景にも思いを馳せることができますね。 

ではここで問題です。 

上は大火事、下は洪水。これな~んだ?」 

さぁ、いかがでしょうか? 
もちろん漢方の問題です。 

なかなかの良問を思いついたと思ったのですが
この問題の答えを考えていたら、どうも複数の正解がありそうです。 
個人的にイメージしていたのは
上半身はのぼせて、下半身には水が溜まって浮腫んでいる状態でした。 
下半身に水が溜まるのだから、当然下半身は冷えているということです。
 

と、いうことで漢方の証で言う「上熱下寒(じょうねつげかん)」をイメージしていました。 
血のめぐりが悪いときの症状「冷えのぼせ」のことでもありますね。
これに水が溜まっている状態ですので正解は「桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」ということにしようと思っていましたが…
 
例えば、急性疾患に使用する際の五苓散(ごれいさん)越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)なども正解になりそうですね。 

「漢方なぞなぞ」で大切なのは問題に合致しそうな証(しょう)をイメージすることだと思います。 
漢方では「あの病気にもこの病気にもこの漢方薬」ということがしばしばあります。
というのも2000年前に生まれた漢方にとって、現代医学的な病気の診断などできませんでした。
ですので、漢方では「この人はなんの病気なのか?」という視点ではなく
「この人はどの漢方薬が効くだろうか?」という視点で診療をおこないます。
これを「証(しょう)をみる」と言います。
漢方では「治し方」を診断しているのですね。
想像力を鍛えることは漢方診療の実力もきっと高めてくれるはずです。 
そして漢方薬を覚えるのにも役に立つのではないでしょうか? 

そういう本でも書こうかな? 

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花粉症 ~目にくる花粉症~

2021/3/12
こんにちは!
朝晩は半袖で過ごしていると寒く感じるようになりましたね。
今回は花粉症②です。
前回は鼻水やくしゃみが主症状の花粉症に対する漢方治療の話でした。今回は「目」の症状が主体の花粉症治療です。

花粉症で苦しんでいる方々は、花粉の時期になると目がかゆくてかゆくて仕方がない、取り出して水洗いしてしまいたいなんておっしゃいます。
それほどまでに大変不快な症状だということですね。
花粉症による目の熱感、かゆみ、流涙には、小青竜湯ももちろん効果があります。
アレルギー性結膜炎は小青竜湯(しょうせいりゅうとう)の保険適応にもなっています。

しかし、小青竜湯ではちょっと効果が不十分…という方もいらっしゃいます。
そのような場合には越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を使うことが多いです。
越婢加朮湯は「石膏」という生薬が入っていて、これが清熱作用を発揮します。そのため、炎症による熱感を伴う症状が強い場合には石膏含有薬の方が効果を発揮する印象があります。 

越婢加朮湯は本来、腎炎やネフローゼ、脚気、関節リウマチなどで体がむくんで汗も多量に出る病態を治療する漢方薬です。
また、瞼にできる翼状贅片の治療に使うことも専門家であれば知っています。
そんなこともあり、眼の充血や眼瞼のむくみと炎症の治療に応用されています。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)は別として、花粉症に使用する代表的な漢方薬である小青竜湯や越婢加朮湯、それに葛根湯(かっこんとう)などの漢方薬に共通するのは「麻黄」という生薬です。 
前回は触れませんでしたが、「麻黄(まおう)」には抗ヒスタミン作用があります。
しかし、そればかりではなくエフェドリン作用もあるため西洋薬と違って眠くなりません。
このように考えていると、今度は麻黄を含有していない苓甘姜味辛夏仁湯で花粉症が治まることが不思議に思えてきますね。

西洋医学では「花粉症」「アレルギー性鼻炎」とひとくくりにして診断してしまいますが、花粉に対するアレルギー反応の出方が人それぞれ異なるのでしょうし、きっと「花粉症」の中にも異なる病態がいくつも混ざっているのだろうと思います。
漢方薬は、一つの生薬の中にも複数の薬効成分が含まれていますし、さらに複数の生薬を組み合わせることで人体全体のバランスをうまく調整するよう設計されています。 
現代のように成分分析が存在しない時代にこれほどまでに絶妙なバランス感覚で漢方薬が生み出されてきたのですから、先人の知恵と努力には感服する以外ありません。
2000年かけて出来上がった漢方の道は果てしなく遠くどこまでも続くようです。 

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第一回すこやかセミナー「食べて満足!健康食生活のポイント」

2020/9/7
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7月開催の第一回すこやかセミナー
タイトルは「食べて満足!健康食生活のポイント」でした。

より一層の健康を得るために、そして病気の治療のために、食生活の改善は必須です。
そうわかっていても多くの方が途中で挫折してしまう理由の一つに「理想とされる食生活では満足できない」のが本音なのではないでしょうか?

なぜ満足できないのかと言うと
①満腹まで食べられない
②好きな料理を食べられない
③用意するのに今までよりも手間がかかる
などの理由があると思います。

確かにその通りです。
絵に描いたような理想的な食生活を実践しようと思っても、多くの方は今の食生活とのギャップが大きすぎて挫折してしまうのだと思います。

食習慣の改善は一歩ずつ、できるところから、納得できることから始めるのがポイントです。
食に関するいろいろなことを知っていくうちに「あれをやってみよう」「自分にはこれが合いそう」と思う所から変えていけばよいのです。
食事は多くの人にとって待ち望んだ楽しみの一つですから、それを意に反したものを強制してしまっては長続きするわけがありません。

ということで、第一回目では「GI値」「グルテン」「ヴィーガン」について知っていただくためのお話をしました。
GI値は「ある食材を食べたときにどのくらい血糖値が上がりやすいか」をスコア化したものです。
GI値をなんとなく知っていることで、ふだんの料理に使うものをちょっとだけ変えてみたり
いつもの馴染みのお店でも「こっちにしてみようかな」という変化を起こすことができます。
GI値はネットでも簡単に調べられるので、みなさんもご参考にされてはいかがでしょうか?

さて、セミナーではレクチャーの後にはティー&スイーツタイムとなります。
写真は一例で、ブルーベリーチーズケーキのようなスイーツです。
もちろん、イベントの趣旨に沿ってヴィーガンだったりグルテンフリーだったり
市販のスイーツと見た目はよく似ているけど材料がまったく異なる代替スイーツです。

「甘いものを食べたい!」でも「食べると太る…血糖値が…体に悪い…」
なんて罪悪感や後悔、自責の念を抱かなくてもいい、素敵なスイーツですよ。
これなら日常的に食べても大丈夫ですね。
もちろん、いつかは砂糖依存状態から抜け出してくださいね。


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