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そんな痩せ方もあるんだなと

2023/6/25
多くの現代人にとって「ダイエット」は永遠のテーマかもしれません。
巷には数多くのダイエット法があり、そのどれもが大なり小なり効果があるようです。最近ではまったくのインチキなダイエット法というものは少なくなってきたように思いますが、しかし、ダイエットにおいて本当に重要な点をないがしろにしているものも多くみられます。

ダイエットにおいてもっとも重要なこと。
それは「健康になること」です。

健康になることはダイエットの神髄と言ってもよいでしょう。
逆に言えば、健康になるための活動をすることで余分な体重は減っていき、健康的な身体に近づいていくことができるというわけです。

であるからこそ、短期間に無理をして体重を減らすための方法や、何十万円・何百万円の費用を支払って個人トレーナーをつけて体重を減らす方法は医学的にまったく推奨できません。

健康になるとは、健康に生きることであり、それは日々の暮らしが健康であるということです。日常が健康であるということは、特別な努力や苦労をすることなく、何十年でも無意識的にさえ続けていくことができるライフスタイルを築き上げていくことです。そしてこれは漢方医学における治療目標そのものです。

ある患者さんが冷え症や関節痛を訴えて来院されました。
漢方医学的に診察・診断をいたしまして、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)という漢方薬を処方しました。

桂枝加苓朮附湯は、桂枝湯に附子・茯苓・白朮を加えた漢方薬です。桂枝湯はからだの気のめぐりを改善する効果がありますが、ここに附子を加えてからだをしっかりと温めます。茯苓・白朮は局所的に滞っている水のめぐりを改善します。

つまり桂枝加苓朮附湯は、冷えやむくみをともなう関節痛や神経痛に対してとても有効な漢方薬なのです。

こちらの患者さんに対して桂枝加苓朮附湯を処方し数ヶ月…来院がありませんでした(汗)。しかし、その間に健康的な生活を送るよう心掛け、さらにダイエット活動もされたところ半年ほどのあいだに7kgも体重を減らすことができたと喜んでご来院されました。

決して極端なダイエット活動をしたわけではないものの、自然と体重が減っていったとのことでした。

今まで何度もダイエットに失敗してきたとのことでしたが、附子でしっかりと体を温めて基礎代謝を高めたことで、身体各所の機能が向上したため体重減少を達成することができたのだと思います。

桂枝加苓朮附湯でダイエットしたという話を今まで聞いたことがなかったため、感心してしまいました。

ダイエットにおいて基礎代謝を高めることは、極端な糖質制限をすることよりも、無理やりマッチョになることよりも、はるかに重要なことです。附子含有剤を服用することで身体が熱を持つようになり平熱(基礎体温)が0.5~1℃上昇します。それによってのぼせや火照りなどの不快感が生じるわけでなければそれでもよいのです。

むしろ、附子を飲んだら体調が良くなるとしたら、今まで基礎代謝の低下、新陳代謝の低下があったということになります。


「ダイエットには防風通聖散」というキャッチフレーズを真に受けて、下痢ばかりして痩せもしないサプリメントや薬を飲み続けていませんか?

もしかしたら基礎代謝を高める漢方薬を利用したほうが、健康的にダイエットできるかもしれません。


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梅雨冷えに活躍する真武湯

2023/6/6
5月になると晴天の日が増えて気温も30℃近くまで上がる日が増えます。冷たい飲み物や食べ物が増えてきて、服装も軽装になり、こたつや暖房器具も片づけて夏を迎える準備をしたところで…

梅雨がやってきます。
雨の日が続くと気温は一気にさがって最高気温でも15℃くらい。朝は寒くて震えながら目覚め、職場ではなぜか冷房が効いていて、ダメだとわかっていつつフラペチーノを飲んでしまう…

気付けば毎日だるくて食欲がなく、なんとなく風邪気味で足も浮腫んでいる。梅雨冷えと言われる状態です。

こんな時に活躍する漢方薬が真武湯(しんぶとう)という漢方薬です。

真武湯は本来、虚弱体質や急性の病気によって急激に身体が衰弱したときに使用される漢方薬です。新陳代謝が低下し、血も水も循環が悪くなってしまっている状態であり、命に危険がおよぶ状態です。

もともとそのような状態に使用される漢方薬なのですが、エキス剤になることで強烈さが緩和されたのか、梅雨冷えに使いやすい漢方薬となっています。

附子という強烈に身体を温める生薬が含まれており、落ち込んでしまった新陳代謝をしっかりと向上させます。身体が温まったところで茯苓という生薬が水の循環を改善し、むくみやめまい、下痢などの症状を改善します。

温熱剤なので夏の時期にはあまり使わないほうが安全な漢方薬なのですが、梅雨の時期には意外と真武湯が適している人が増えています。

真武湯が効きやすいかどうかのポイントとして、つぎの2つを覚えておいていただくとよいと思います。
① フワフワと宙に浮いているかのようなめまい感があり、なんとなくまっすぐ歩けなかったり、電車などで座っていると左右どちらかに傾いてしまう
② 朝方に下痢をすることが多く、下痢したあとにくたびれてしまう

こんな症状を伴う梅雨冷え状態になったら、ぜひ真武湯をお試しください。


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