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体内時計を修正して不眠を治す

2023/2/26
いわゆる時差ボケや交代制勤務、不規則な生活習慣のために体内時計が狂ってしまうことがあります。
体内時計は自律神経の機能の一つであり、昼には活動モードに、夜には休息モードに生理機能を調節する役割があります。

体内時計と地球上の昼・夜の時間がズレてしまうと、夜が明けて朝になっても体がまだ夜中モードのため起きられなかったり、逆に深夜になっても昼間モードの体であるため全然眠気が生じずに眠れなかったりします。

現代社会では煌々と明るい照明やスマホ・パソコンのブルーライトによって体内時計が狂ってしまいやすくなっていますので、不眠症のお悩みを抱えている方はぜひ生活環境中の明かりについて見直してみるとよいでしょう。

体内時計を修正するもっとも簡便な方法は、朝日を浴びることであると言われています。

しかし体内時計が狂ってしまい不眠気味のかたは早朝に起きることなど不可能であるため、内服薬も活用していかなければなりません。

オススメはメラトニンという睡眠ホルモンから作られた睡眠剤です。
日本では「ロゼレム」とか「ラメルテオン」という商品名で保険診療で使用されていますが、アメリカなどの国ではサプリメントとしてコンビニで売っているようです。本当かどうか知りませんが、日本でロゼレムが発売される前、アメリカなどへしばしばでかける人はコンビニで大量買いしていたなんて話を聞きました。

メラトニンは睡眠ホルモンなので、ハルシオンやレンドルミンのような従来の睡眠剤のように内服すると意識の強制シャットダウンが起きて寝てしまうような薬剤とは異なり、体に眠りにつく準備をさせるような効き方をします。そのため、寝る直前に飲むよりは22時など内服する時刻を決めて定期的に内服するとよいようです。

メラトニンには睡眠剤以外にもさまざまな効果があることが知られているため、不眠症ではなくても使用する価値があるかもしれません。

さて、漢方薬のなかにも体内時計を修正する効果があるものがあります。
「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」という漢方薬です。

酸棗仁湯は保険診療で使用する漢方薬のなかでは唯一、不眠症が本命であり唯一の効能・効果となっている漢方薬です。
酸棗仁湯がもっとも適している(効きやすい)のは「肉体的に疲れ切っているのに、逆に神経が昂ってしまい眠れない状態」の人です。
酸棗仁湯は興奮した神経を鎮めるタイプの睡眠剤なのですが、肉体的に疲れ切っているからこその神経の興奮であるため、本来は虚弱であったり消耗している人に向いている薬です。あるいは本来的な肉体的な弱さからくる不安神経症の傾向のかたにもツボにはまる場合があります。

酸棗仁湯は効きやすい人と効きにくい人がいるのですが、このあたりの細かい話までわかっていないとうまく使いこなせません。

そんな酸棗仁湯には体内時計を修正する効果があると知られているため時差ボケ対策としてもよく利用されています。
一般的な睡眠剤のように強制的に眠らせるような薬ではなく、母親が優しく子供を寝かしつけるように作用します。
単純に睡眠の質を高めるという目的で使ってみてもいいかもしれません。

漢方薬は、睡眠剤のように意識を強制的にシャットダウンするような強力さはありませんが、人それぞれの体質や状態に応じて不眠に対処することができます。脱・睡眠薬のためにもぜひご活用ください。


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便通がよくなるだけで尿酸値は下がる

2023/2/6
「こんなに簡単に治せる『生活習慣病』」シリーズ第5弾です。

生活習慣病はその名のとおり生活習慣がその発症や治療経過に大きな影響を与えます。
このシリーズでは西洋医学的な標準的治療ではない方法により、大きな治療効果を挙げることに成功した事例についてご紹介していきたいと思います。

今回は高尿酸血症を防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)で治療したケースを2例ご紹介いたします。どちらも40歳以上の男性です。体格はふつうの体格で、肥満ではありません。

高尿酸血症はいわゆる痛風の原因となる病態です。

お一人目のケースです。
治療開始前は尿酸値8.6mg/dl、クレアチニン値1.11mg/dlであり高尿酸血症と腎機能障害を併発した状態でした。他医療機関にて初回治療としてフェブキソスタット錠を処方され、
1ヵ月の内服で尿酸値6.8mg/dlと改善しましたがクレアチニン値は1.02mg/dlとごくわずかの改善にとどまりました。
前医からは薬をずっと内服するよう言われてしまい、体質を改善して薬を不要にしたいとのご希望で当院を受診されました。

フェブキソスタットは中止し、防風通聖散エキス剤を処方しました。
2か月経過した時点で、尿酸値7.2mg/dlと微増しましたがクレアチニン値は0.86mg/dlと改善しました。

その後も防風通聖散を継続しており、次回血液検査の結果で治療方針を検討予定です。

お二人目のケースです。

健康診断で尿酸値9.1mg/dlと高値であり、痛風発作が生じたことはないものの漢方治療をご希望され来院されました。

こちらの方も防風通聖散エキス剤を処方しました。
約半年の治療で尿酸値は7.0mg/dlとなりました。この値はボーダーラインの値ですので、防風通聖散を中止するか継続するかご相談し、その後も内服を継続する方針となりました。

こちらの方も次回血液検査の結果で治療方針を検討予定です。


防風通聖散は市販品で「お腹の脂肪を減らす」と宣伝され、ダイエット漢方として有名な漢方薬です。

本来は便秘症に対して使用される下剤の一種ですが、体力がある人向きのデトックス漢方薬という側面をもっています。

今回ご紹介したお二人は漢方医学的に防風通聖散を使用するには典型的な体質ではありませんでした。しかし、便通の状況を見ながら内服ペースを自己調整していただくことで尿酸値も低下させることができました。しかも最初のかたの場合には腎機能も改善させました。

防風通聖散を理解するには「デトックス」という言葉がキーワードのように思いますし、患者様へ説明する際にもイメージをご理解していただきやすいと思います。


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