新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック

便秘をなおすと血糖値が下がる

「こんなに簡単に治せる『生活習慣病』」シリーズです。

生活習慣病はその名のとおり生活習慣がその発症や治療経過に大きな影響を与えます。
このシリーズでは西洋医学的な標準的治療ではない方法により、大きな治療効果を挙げることに成功した事例についてご紹介していきたいと思います。

記念すべき第一症例目は60代の糖尿病の男性のお話です。

こちらの方はすでに標準的な治療を受けておりました。
糖尿病合併症は発症しておらず、血糖値の平均値であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は7.5%前後でしたが、時間経過とともに西洋薬が徐々に増えていくなかで漢方治療を希望し当院を受診されました。

当院では今までの治療を継続しつつ、漢方医学的治療をおこなうこととなりました。

問診をしていくなかで判明したもう一つのお悩みは便秘症でした。
ウサギのようなコロコロした硬い便とのことでした。
酸化マグネシウムが処方されていましたが十分な効果がなく、市販の浣腸薬も使用されていました。

さて、漢方医学的な診察を進めると「血虚(けっきょ)」という状態が目立ちました。
血虚とは栄養の不足であるとか、肉体的な材料の不足や消耗を反映した状態です。
単純に加齢によっても生じますが、出血性疾患などが原因になる場合もあります。

高齢者の血虚によるコロコロ便型の便秘症では「潤腸湯(じゅんちょうとう)」という漢方薬をよく使用します。

こちらの方は当初は半信半疑でしたが潤腸湯を内服することでほぼ毎日快便となりました。

西洋薬を減らしたいというご希望もあったため、食生活の改善や適切な運動習慣も始めていただきました(無理のない範囲で)。
すると体重がメキメキ減り、治療開始から8カ月間で5kgの体重減量に成功し、20代の頃の体重に戻ったとのことでした。
確かに見た目もだいぶシュッとしたように感じます。

ダイエットとともに血糖値もHbA1c 6.4%まで改善し、血糖降下剤を一つずつ減らすことができています。

こちら方は自分でも努力をされており、通勤には自転車を使うようにし、日常的に水泳や太極拳など体を動かすようにされておりました。

しかし、潤腸湯を内服するようになって今まで停滞していた状態から徐々に検査結果の改善を確認できるようになりました。健康には気を付けているものの、特別厳しい食事制限はしていません。

宿便は万病の元という言葉もありますが、毎日しっかり排便があるようになり、蓄積していた老廃物の処理が進んだり、腸内フローラにも変化が生じ、代謝状態が変化したのだろうと思います。排便がいかに健康にとって重要か再認識させられるケースでした。

最近では美容業界を中心に、宿便が健康に悪影響を及ぼすことがさかんに指摘されています。「宿便はがし」などと言って便通をよくすることで美容やダイエット効果があることが宣伝されていますが、こういった事例に出会うとあながち誇大な宣伝でもないのかもしれないと感じます。

まさに排便はデトックスであり、老廃物が体から出ていくことで滞っていた新陳代謝が活発となり、自然治癒力によって健康を取り戻そうとしていることがわかります。

糖尿病や高血圧に対する標準的な治療で行き詰っているかたには、ぜひ生活習慣の改善のお供に漢方薬もお試しいただきたいと思います。


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