新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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不可解なジンマシンが流行中です

最近、ご相談が多いのが「ジンマシン」です。
3月末から徐々に増えてきた印象です。

ジンマシン体質の人も、そうでない人も
アレルギー体質の人も、そうでない人も

急にジンマシンが出てきてしかもなかなか治らずに受診されています。

ワクチン接種のようなきっかけもなく、生活環境の変化などもなく、寒暖差や気象、食べ物とも関係なく…とにかく、最近のジンマシンは誘因がわからないことが多いのです。

抗ヒスタミン剤でかゆみと皮膚症状を抑え込んでしまうことはできるものの、症状が完全に消えるわけではなく、また翌日にはぶり返してしまいます。かといってステロイドを使うのも気が引ける…

東洋医学的にはジンマシンの病態も人によりさまざまです。
一般的にはジンマシンの皮膚症状は熱を持ってかゆみが強く、入浴後などには悪化する印象です。
そのような時には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)という清熱作用のある漢方薬を使用します。この漢方薬は皮膚掻痒症にも適応があり、身体に熱がこもってかゆみが生じる場合には良く効きます。

漢方薬は国と時代によってさまざまなものが創薬されていきます。
日本が世界に誇るスーパードクターの花岡青洲(はなおかせいしゅう)は十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)という漢方薬を創薬しました。十味敗毒湯はこの上ないくらい完璧なバランスで作られている皮膚疾患の万能薬です。

ジンマシンにもニキビにも、本当に使い勝手の良い漢方薬なので、「困ったらとりあえず処方してしまう」ということもあるとかないとか。ドラッグストアでも市販されている場合が多いので、入手しやすい漢方薬です。

ちなみに花岡青洲は世界で最初に麻酔薬を開発して乳がんの手術を成功させた医師です。そうです。全身麻酔による悪性腫瘍の手術を世界で最初におこなったのは日本人なのです。1804年のことでした。江戸時代ですね。
江戸の町は当時の世界でもっとも「エコ」であり、繁栄していた街であると言われます。日本はかつて世界のトップの国だったわけです。

話が脱線しました。

風邪薬のイメージが強い葛根湯(かっこんとう)も実はジンマシンに保険適応があります。漢方理論特有の「解表(げひょう)」という視点で皮膚にたまっている病毒を排出してしまいジンマシンを解消しようというものです。葛根には排膿・排毒作用があるので、葛根湯は乳腺炎とか中耳炎のような場合にも効果的です。

他にもジンマシンに使用する漢方薬はさまざまありますが、あくまでのその方の体質や症状を総合的に考慮して処方を決定します。西洋薬でなかなか改善しないジンマシンにはぜひ漢方薬を使ってみてください。

最近、コロナワクチンの影響で帯状疱疹が増えたという話を耳にしました。むやみやたらに人工的に免疫系にちょっかいを出すのは考え物ですね。


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