新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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リウマチかな?と思ったら漢方を

西洋医学では関節痛をきたす疾患のことをまとめて「リウマチ性疾患」と呼びます。西洋医学的には自己免疫性機序の関与した炎症を病態の中心として考えており、解熱鎮痛剤や免疫調整作用のある薬が使用されています。

ところで、リウマチという言葉は一般の間でも広く浸透しているように思いますが、「リウマチ」という響きは英語っぽくなく、やや聞きなれない不自然な言葉だと思いませんか?

リウマチという言葉の語源は紀元前4世紀に編纂されたヒポクラテスの書物に登場します。「病は体液の異常な流出(ギリシア語でflu、ラテン語でrheu)の結果である」と記述されています。有害な液体が流れでていきついた先で病気が生ずると考えられていました。これは体液理論なわけですが、リウマチという言葉は「病気」という言葉と同じような総称・俗称だったわけです。

その後、16世紀になり「リウマチ」という言葉が現在のリウマチ熱に対する病名として用いられるようになり、あれこれあって関節リウマチとい病名が誕生したようです。

紆余曲折を経たとはいえ、体液の異常から始まった概念が受け継がれてきているわけですので、病気の本質をとらえる感覚として体液(液体)の異常をとらえていたのだろうと思います。つまり浮腫んでいるとか、水っぽい感じをとらえていたのでしょう。

実は東洋医学では関節リウマチの病態を水毒の一種として捉えています。関節が浮腫んで腫れたり、手がこわばったりという症状は局所的な水の集積(水毒)と考えたわけです。

そのため、関節リウマチに使用する代表的な漢方薬として、桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)とか越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)などの薬は水のめぐりを改善する生薬で構成されていますし、膝変形性関節痛によく使用される防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)に至っては水の巡りを改善させることを目的に作られた漢方薬です。

このように古代の医学において洋の東西を問わず人体の病気(とくに関節痛)について、体液(水)の異常であるという共通認識をもっていたことは非常に興味深いと言えます。

水を巡らせて関節痛を治すという発想は西洋医学にはない発想ですし、漢方がさまざまな関節痛に有効な理由でもありますね。

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