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頭のてっぺんだけ汗をかく!?

頭のてっぺんだけ汗をかく…

そんな特異体質のようなものがあるのかと思いきや、実はそういう方、けっこういらっしゃいます。
しかも案外多くの人は頭のてっぺんだけ汗をかいているのに気が付いていなかったりします。

そしてそんなときに使用する漢方薬も存在しています。

茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)と言います。

この漢方薬は体内に熱がこもっていて、しかも水も溜まっているような状態に使用します。
具体的には黄疸や肝硬変に使用することで有名です。黄疸の治療薬なのです。その他にもじんましんや口内炎、ネフローゼなどにも使用する場合があります。これらすべて、体に熱がこもっているという状況なのです。

茵蔯蒿湯が適している状態は、口が苦かったりねばねばしていたり、口の渇きがあります。身体に熱がこもっていますし、吐き気や食欲低下もあったり、油っこいものの臭いをかいだだけでも気分が悪くなったりします。
そんな人に使用する漢方薬です。
今から2000年くらい前にもこのようなひとがいて、お悩みだったのでしょうね…
油っこいものを食べたりする機会が多かった王宮のエライひとだったのかもしれません。

さて、「傷寒論(しょうかんろん)」という漢方の古典にはこのように記載されています。
「頭に汗出で、身に汗無く、小便利せず、渇して水漿を飲み、瘀熱、裏にありて見に黄を発する」「身黄み、橘子の色のごとく、小便利せず、腹微満する」

というわけで身体が黄色くなっている=黄疸の状態であり、尿があまり出ない状態です。
頭には汗をかくのに、身体には汗をかいていないとわざわざ書いてありますね。

必ずしも肝硬変や黄疸ではなくても、頭にだけ汗をかいていて体に熱がこもっているような方であれば茵蔯蒿湯を試してみる価値はあるかもしれません。

頭のてっぺんだけ汗をかくことも不思議ですし、そこをピンポイントで治療する薬があることもまた不思議ですね。

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