新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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コーラをやめると血糖値が下がる

「こんなに簡単に治せる『生活習慣病』」シリーズ第3弾です。

生活習慣病はその名のとおり生活習慣がその発症や治療経過に大きな影響を与えます。
このシリーズでは西洋医学的な標準的治療ではない方法により、大きな治療効果を挙げることに成功した事例についてご紹介していきたいと思います。

今回は60歳以上の患者様のお話です。

こちらの患者様が当院を受診されたときの状態は糖尿病、高血圧、慢性肝機能障害による血小板減少を認める状態でした。
西洋医学的治療薬を増やすことなく、なんとか病状を改善できないものかとのご相談でした。

当初の血液検査の結果は、糖尿病の指標となる随時血糖値 395mg/dl、HbA1c 8.0%、肝機能障害の指標であるAST 92IU/l、ALT 100IU/l、γ-GTP 289IU/lといずれも高値でした。幸いなことに腎機能の異常はありませんでした。

お話をうかがっていくと、昔からコーラ飲料が好きで休憩のときなどに毎日飲んでいるとのことでした。
昔から大ヒットを続けている炭酸コーラ飲料ですが、大量の砂糖(あるいは加工糖類)が含まれています。

そこで、まずどうにかしてコーラ飲料を減らしていただくようお願いし、努力していただきました。
幸い、ご理解のある方でしたので、その日からコーラ飲料をほぼすべておやめになりました。

1か月後の血液検査では随時血糖値 377mg/dl、HbA1c 8.3%、AST 52IU/l、ALT 53IU/l、γ-GTP 158IU/lと肝機能は改善傾向でした。血糖値には変化がないものの、肝機能障害はたった1カ月で大きく改善しています。

そんなこんなで努力をしていただきつつ受診を続けていただき、もともと内服されていた西洋薬は続けておりました。
食生活にも一定の努力をお願い致しましたが、そうは言っても「お肉のおかずを減らして野菜中心の食生活にしてくださいね」とお願いしていた程度で、厳しい指導はおこないませんでした。

さて、およそ1年間の通院結果ですが、随時血糖値 136mg/dl、HbA1c 7.1%、AST 46IU/l、ALT 42IU/l、γ-GTP 101IU/lまで改善を認めました。
HbA1cは一時、基準値境界近くの6.5%まで改善し、薬も一部減量することができましたが、やや上昇して7.1%でした。欧米では高齢者の血糖コントロールに執着することで低血糖になる事故を防ぐためHbA1c 7%台で安定させるのが潮流ですので、これはまずまずの結果だったと言えるでしょう。

クスリを増やさず、サプリメントを飲むわけでもなく、生活習慣から生活習慣病の一因を減らすことでこれだけの改善が得られるわけです。

今回の患者様は長年好きだった炭酸ジュースや清涼飲料水を健康のために止めました。それだけ病気に対する理解もあったし賢明な方であったともいえます。そしてご自身の健康のために嗜好品を(ほぼ)止めるという強い意志もお持ちでした。その結果、もともとの内服薬は数種類減らすことに成功し、血糖値や肝機能が改善するという大成功を収めることができました。

健康問題を考えるときに、嗜好品というものについて考えてみることはとても重要です。
なぜ自分はそれが好きなのか、なぜ何度もくり返し買いたくなってしまうのか、どうしてなかなか辞められないのか…

と、落ち着いて考えてみるともっと大切なものが見えてくるかもしれませんね。


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