新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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胃腸炎!まるでマ〇ライオン状態!?

ウイルス性の胃腸炎や食あたり、食中毒のときには
下に下って下痢になるか、上に逆流して嘔吐するか、あるいはその両方の症状が生じるものです。

今回は上に逆流して嘔吐するときのお話です。

胃腸炎や食中毒を発症すると、ひどい吐き気とこらえようのない嘔吐が何度も生じます。
これは体内から病原体や毒素を体外に捨ててしまおうという人体の正常な防御反応です。したがって、つらかったとしてもあまり止めない方がよい症状です。

下痢であれ嘔吐であれ、これらの反応を社会生活上の都合で止めてしまうのではなく、出すだけ出してしまうことが治療の最短距離です。
この時に注意しなければならないのが、脱水症にならないようにすることです。

(余談ですが、近年のコロナ対策としてやたらめったらアルコールあるいはその他の消毒液で掃除や手洗いや清拭することが良いかのように考えている方をたくさん見受けます。しかし、感染症管理では病原微生物を殺すことよりも「その場からいなくなっていただく」ことの方がはるかに効果的で確実なことです。そのため、アルコールで手を消毒することよりも、流水できちんとした手洗いをすることの方がはるかに効果的かつ安価で手にも安全な方法です。飲食店などでも薬品を使ってテーブルやイスを拭いたりするよりも、布巾できちんと水拭きをすれば十分なのです。こういった基本的なことを理解していない人が大変多く、意味のわからない感染防御策を講じていたりするのでとても社会的な損失が大きくなってしまっています。)

輸液という治療手段がなかった昔は、細菌性やウイルス性の胃腸炎で多くの人が命を落としました。
江戸時代にコレラが流行したことは有名ですね。コレラも結局は脱水症による衰弱死を引き起こします。

輸液ができない以上、脱水を防ぐためには水分を飲むしかありません。

しかし、経験のある方ならわかることですが、何度も嘔吐して非常に喉が渇いているからと言って、水を飲んでみると今飲んだ水を滝のようにまたすぐに嘔吐してしまいます。

これでは脱水症が是正されません。

漢方ではこのような病態を「水逆(すいぎゃく)」と言います。
水が逆流を起こしているので、まさしくその通りです。

こんな時に使用するのが五苓散(ごれいさん)という漢方薬です。
かつては五苓散の生薬を少しずつ口の中で噛んだと言います。それでも効果があるようです。

現代ではエキス剤があるので、指先につけたりして少量ずつ舐めていただくようにしています(お湯や水で内服するとすぐに逆流してしまいますので)。

そうすると時期に吐き気と嘔吐が治まってきて水分を飲めるようになります。
五苓散は西洋医学のように嘔吐を無理やり止めるのでもなく、しかし症状を改善してくれる素晴らしい治療薬です。

大きい病院の救急外来になぜこの漢方が常備されていないのかと本当に不思議に思うのですが、感染性胃腸炎はよほどのことがなければ輸液しておけばあとは時間の問題なので仕方ないのかもしれません。

本当に、漢方薬を生み出した人々の知識と経験にはいつも感嘆させられるばかりです。



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