新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック

便通がよくなるだけで尿酸値は下がる

「こんなに簡単に治せる『生活習慣病』」シリーズ第5弾です。

生活習慣病はその名のとおり生活習慣がその発症や治療経過に大きな影響を与えます。
このシリーズでは西洋医学的な標準的治療ではない方法により、大きな治療効果を挙げることに成功した事例についてご紹介していきたいと思います。

今回は高尿酸血症を防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)で治療したケースを2例ご紹介いたします。どちらも40歳以上の男性です。体格はふつうの体格で、肥満ではありません。

高尿酸血症はいわゆる痛風の原因となる病態です。

お一人目のケースです。
治療開始前は尿酸値8.6mg/dl、クレアチニン値1.11mg/dlであり高尿酸血症と腎機能障害を併発した状態でした。他医療機関にて初回治療としてフェブキソスタット錠を処方され、
1ヵ月の内服で尿酸値6.8mg/dlと改善しましたがクレアチニン値は1.02mg/dlとごくわずかの改善にとどまりました。
前医からは薬をずっと内服するよう言われてしまい、体質を改善して薬を不要にしたいとのご希望で当院を受診されました。

フェブキソスタットは中止し、防風通聖散エキス剤を処方しました。
2か月経過した時点で、尿酸値7.2mg/dlと微増しましたがクレアチニン値は0.86mg/dlと改善しました。

その後も防風通聖散を継続しており、次回血液検査の結果で治療方針を検討予定です。

お二人目のケースです。

健康診断で尿酸値9.1mg/dlと高値であり、痛風発作が生じたことはないものの漢方治療をご希望され来院されました。

こちらの方も防風通聖散エキス剤を処方しました。
約半年の治療で尿酸値は7.0mg/dlとなりました。この値はボーダーラインの値ですので、防風通聖散を中止するか継続するかご相談し、その後も内服を継続する方針となりました。

こちらの方も次回血液検査の結果で治療方針を検討予定です。


防風通聖散は市販品で「お腹の脂肪を減らす」と宣伝され、ダイエット漢方として有名な漢方薬です。

本来は便秘症に対して使用される下剤の一種ですが、体力がある人向きのデトックス漢方薬という側面をもっています。

今回ご紹介したお二人は漢方医学的に防風通聖散を使用するには典型的な体質ではありませんでした。しかし、便通の状況を見ながら内服ペースを自己調整していただくことで尿酸値も低下させることができました。しかも最初のかたの場合には腎機能も改善させました。

防風通聖散を理解するには「デトックス」という言葉がキーワードのように思いますし、患者様へ説明する際にもイメージをご理解していただきやすいと思います。


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