新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック

🌸春の“肝養生”で新生活をスムーズに

3月から4月にかけては、卒業・入学・異動・転勤など、新生活が始まる季節です。
期待と同時に、「なんとなく不安」「眠りが浅い」「イライラしやすい」「胃の調子が悪い」といったご相談が増える時期でもあります。

漢方では、春は「肝(かん)」の季節と考えます。
ここでいう肝は、西洋医学の肝臓そのものではなく、自律神経や感情の調整、血の巡りを司る働きを意味します。

春はなぜ不調が出やすい?

冬の間、体はエネルギーを内側に蓄えています。
立春を過ぎ、気温が上がり始めると、体の気(エネルギー)が上へ外へと動き出します。

この変化がスムーズにいかないと、

イライラ・怒りっぽさ

不安感・緊張

頭痛・肩こり

眠りの浅さ

胃の不調・食欲不振

といった「春の不調」として現れます。

新生活の環境変化が加わることで、自律神経のバランスはさらに揺らぎやすくなります。

春の肝養生に用いられる漢方薬(保険診療)

肝を養生するという観点から、症状や体質に応じて次のような漢方薬を処方しています。

加味逍遙散(かみしょうようさん)
 イライラや不安、女性のホルモンバランスの乱れがある方に。ホットフラッシュの漢方として有名。山梔子を含有しており、長期内服の際には腸間膜静脈硬化症のリスクに注意が必要です。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
 緊張が強く、眠りが浅い方に。あれもこれもストレスで不安が高まり、動悸がする場合にもOK。鎮静作用は比較的強め。柴胡・オウゴンを含有しているため、間質性肺炎や肝機能障害などのリスクに注意が必要です。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
 喉のつかえ感や不安感があるタイプに。気の局所的な停滞によるめまいや動悸、呼吸しづらい感じなどにも有効。

抑肝散(よくかんさん)
 怒りっぽさや神経の高ぶりが目立つ場合に。もともとは子供の癇癪に使用していた漢方薬なので、副作用リスクも安心です。

漢方は症状だけでなく、「体質」や「気血水のバランス」を見て選びます。
そのため、新生活によるストレスにもやさしく寄り添う治療が可能です。

春の養生ポイント

新生活を元気にスタートするために、日常でできる肝養生も大切です。
①夜更かしを避け、十分な睡眠をとる、②軽い散歩などで気を巡らせる、③柑橘類や青菜をふだんの食事に取り入れる、④深呼吸を意識する、などなど。
「ため込まず、巡らせる」が春のキーワードです。

当院では、春の不調、自律神経の乱れ、新生活ストレス、花粉症など、季節に応じた漢方治療を保険診療で行っています。

「検査では異常がないけれどつらい」「新生活の不安で体調が整わない」

そんな時こそ、漢方という選択肢があります。

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