新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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めまいを胃薬で治す

2021/3/16
めまいは直接的には命にかかわらないものの、症状があらわれると日常生活に大きな支障をもたらします。

ほとんどのめまいは耳(およびその周囲の器官)が原因の末梢性めまいですが、脳が原因の中枢性めまいもあるため、めまい症状が出現した場合には適切な検査を受けることが必要です。

耳鼻科での診察や頭部MRIで隠れた疾患を見落とさないよう工夫が必要です。

めまいが出現すると、立っていることも横になって休んでいることも苦痛になってしまいます。また、気持ち悪くなって何度も嘔吐してしまうこともあるため、救急車で来院される患者さんもたくさんいらっしゃいます。

めまいが今まさに出現しているときには西洋医学的な対応をしておくのが無難です。
とくにゲロゲロと吐いている人には点滴薬などでとりあえず症状を軽くしてあげることを優先すべきでしょう。

めまい発作がいったん落ち着き、でもいつかまためまいが来るだろう…という状況では漢方薬が活躍してくれます。
特に日常的に西洋薬のめまい薬を飲んでいるのにやはりめまいが出てしまうという場合には漢方薬がおすすめです。

東洋医学的にはめまいを起こしやすい体質が何パターンかあります。
めまいがどんな時に出現しやすいか、グルグル回る回転性か、フワフワと浮いているような浮動性か、耳鳴りはあるか、吐き気はあるかなどを基に鑑別していきます。

たいていのめまいは水の巡りの異常と関係しているのですが、水の巡りの異常がおきる原因まで考えるべき場合があります。
水の異常が関与しているひとでは、天気が悪くなるときや季節の変わり目などに体調をくずしやすいという傾向があります。

一般的にはあまり注目されないことなのですが、東洋医学では胃の不調があると気や水の巡りに異常が生じると考えます。頭部にたまった気や水が、胃に問題があるせいで下に降りていけないというイメージです。

胃の不調が原因のめまいには「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」という漢方薬を使用することがあります。

この漢方薬はめまいの漢方薬として有名なのですが、「あまり効かない」ということでも有名な漢方薬です。

なぜ効かないかというとこの漢方薬が胃の不調を治す漢方薬だからです。

胃が弱っているせいで水の巡りに支障があり、頭の方へ逆流してしまうために生じるめまいや頭痛、耳鳴りなどを治療するのです。

この点を知っていないと、胃腸が丈夫なメニエール病の人に処方して「やっぱり漢方は効かない」という結果になってしまうのです。

今回は、めまいを胃薬で治すお話でした。
「頭痛に胃薬を」というシリーズとなんとなく似ている話ではないでしょうか?

漢方では胃腸の健康がその他すべての健康の土台になっていることがわかりますね。


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更年期障害とむずむず脚症候群の話

2021/3/9
むずむず脚症候群は、じっとしたときや横になった際に下肢を中心にさまざまな不快な症状が生じる原因不明の疾病です。不快な感覚が続くので足をもぞもぞと動かし続けるため、英語ではrestless syndrome(休みのない脚、絶え間ない脚)と、わかりやすい命名がされています。

名前の通り「むずむず」するほかに「チクチク」した痛みや火照る感じ、虫が這うような不快感などなど症状の表現は多彩ですが、共通することはとにかく不快な症状が続いて止めることができないということです。また、そのせいで不眠症になってしまうこともあります。

現時点で明確な原因がわかっておらず、発症のきっかけも人それぞれとされています。

治療方法として確立されたものはありませんが、脳内の神経伝達物質を調整する薬の効果が確認されています。しかし、こういった薬は本来パーキンソン症候群やてんかんなどに使用される薬であり、薬剤の血中濃度の管理の必要性や副作用もあるため気楽に使用することができません。
つまり、西洋医学では根本的な解決策が見いだせていない状態です。

私の過去の治療経験をご紹介いたします。

ある女性がホットフラッシュ(急に生じるのぼせ)と疲れやすさなどの更年期症状で受診されました。
数年前から体のあちこちが筋肉痛のように痛くなり、精査したものの原因を特定できなかったとのことです。

漢方的な診察をいたしまして、もともとの体質として血虚と水滞(肉体的な消耗や不足と水分分布の偏り)があり、更年期のため瘀血(微小な血行循環のわるさ)があると考えました。
市販薬のような構成になってしまいましたが「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」という漢方薬を併用して治療を開始いたしました。

むずむず脚症候群の症状については更年期症状がコントロールできるようになったら治療方法を考えようと思っていました。

2週間後に再診でいらっしゃったときには更年期症状に若干の改善が認められました。
それとともに「この2週間、むずむず脚症候群の症状は起きていない」とお話されておりました。

これだけでは半信半疑だったのですが、さらに1ヵ月後に来院された際には脚がつることもなく、むずむず脚症候群の症状を感じることもなくなったとのことでした。更年期症状についても、冷えを感じることもなくなり、ホットフラッシュも軽減され、発汗やのぼせにより生活に支障がでることもなくなっていました。

もともとの体質や更年期症状の治療だけに集中していたのですが、むずむず脚症候群についても治療開始当初から改善を認めました。これは予想外のことでしたのでとても驚きました。

血虚や瘀血は肉体的な物質の不足や、微小な血行循環の問題であると考えらえています。
今回ご紹介したケースの場合では当帰芍薬散と桂枝茯苓丸のどちらがむずむず脚症候群に対して効果があったのかはわかりません。もしかしたら両方でうまく働いてくれて効果が出たのかもしれません。

考察すべき点は、むずむず脚症候群が漢方でいうところの「血(けつ)」の関与している病態の可能性がある(そういうむずむず脚症候群がある)ということだろうと思います。

血虚の特徴的な症状は、こむら返りしやすい(足がよく攣る)、乾燥肌、爪が割れやすい、目の疲れ、顔色などの血色がわるい、不安感、髪が抜けやすい、集中力が落ちたなどです。

瘀血の特徴的な症状は、目の下にクマができやすい、シミが多い、肩こり、舌の裏の静脈が怒張している、クモの巣のような血管拡張がある、内痔核があるなどです。

また、水滞の場合には浮腫みやすい、低気圧がくると体調が崩れる、手足が常に湿っている、舌が全体的に白っぽくて腫れぼったいなどの症状がポイントです。

当帰芍薬散は血虚と水滞が重なったひと向きの漢方薬です。
どちらかといえば虚弱な体質で、肌も青白くて病弱なイメージです。「当芍美人(とうしゃくびじん)」という言葉がありまして、色白で病弱だけどスラっとして美人な女性に当帰芍薬散体質の人が多いと言われています。時代劇などで不遇な浪人の恋人役として登場する不運な悲劇のヒロインがこういう感じの女性です。
しかし、本来の当帰芍薬散体質はやや水太りで体格もわりとぽっちゃりした感じだという説もあります。
一体どちらが真相なのでしょうね?

桂枝茯苓丸はお血治療の標準的な漢方薬です。
標準的というのは体力が中等度だという意味です。お血を治す薬(駆お血剤)を使用するとお腹が下ることがよくあります。固まった(けつ)を砕いて便通をよくして捨てるという効き方をするからなのですが、体力が落ちている人に桂枝茯苓丸を使用すると下痢がダーッとつづいて疲弊してしまいます。
駆お血剤にはこういうところがあるので注意して使用しなければなりません。

むずむず脚症候群の病態がなんだったのか、今回の話だけではまったくわかりませんが、血(けつ)の異常という要素はありそうです。
こういうところから病態の解明ができるととても面白いですね。


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急にドキドキ!苦しくて死にそう!パニック発作!

2021/3/2
日常生活のなかで突然、不安感や恐怖感におそわれ、胸はドキドキ、息はハァハァ、冷や汗が出てめまいもする、目の前がだんだん暗くなってきて「もしかしたらこのまま死んでしまうんじゃないか?」と心配になる…

これはパニック発作あるいは過換気症候群と言われる症状です。
身体的な原因があるわけではないものの、日常生活のなかで発作的に交感神経のスイッチがONになってしまい呼吸困難、動悸、息切れ、しびれ、不安・焦燥感などの症状が出現します。
最近では脳内ホルモンのセロトニンとノルアドレナリンが中心的に関与していると考えられています。

パニック障害は症状が出現する状況によってさらに細かく分けることもできます。
発作が起きることが心配になってしまい、それまでの日常生活に支障が出るような場合を予期不安といいます。また、そのために買い物にでかけられなくなったり、人が大勢いる場所を避けるようになる状況を広場恐怖といいます。

パニック発作の症状には「甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)」という漢方薬を使用することが多いと思います。興奮しやすく、急にドキドキして過呼吸になりやすい人に向いています。

名前からしてとても味が良さそうな漢方薬だとは思いませんか?
甘麦大棗湯は小麦と甘草と大棗の三種類の生薬からできています。材料だけみるとデザートみたいな漢方薬ですが、「ストレスがたまったら甘いものを食べて発散する!」という人も多いので、なんとなくイメージできるのではないでしょうか?

甘麦大棗湯を中心に、症状に合わせて他の漢方薬を組み合わせることもあります。

気分の落ちこみや眠りの質の低下のため不快な夢をよく見る、抜け毛が増えて神経も過敏になり、物音などにビクッとしやすいなどの症状のある場合には「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」を組み合わせます。

ドキドキ感とともにふらつきや立ちくらみなどの症状が目立つ場合には「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬を組み合わせます。起立性低血圧にもよく使う漢方薬ですので、朝がニガテという人にも向いています。

甘麦大棗湯と苓桂朮甘湯を組み合わせると、苓桂甘棗湯(りょうけいかんそうとう)という別の漢方薬とよく似たものになります。この苓桂甘棗湯には「奔豚湯(ほんとんとう)」という別名があるのですが、お腹のあたりからドキドキが始まって胸から喉にむかって突き抜けていくような症状に対して処方します。動悸が昇っていく感覚が、まるで豚が走り抜けていくようなドタドタと勢いのある感じということで命名されました。

とても分かりやすいネーミングですが、古代の漢方医がどこまで洒落でどこまで真剣なのかちょっと考えてしまいますね。

パニック発作と似ていても、緊張のために心臓がドキドキして呼吸が荒くなるのはストレスに対する自然な反応です。
人前で何か発表しなければいけないとか、受験で緊張するなどの場面では誰しも緊張してしまうものです。
しかし、もともと神経過敏であったり、緊張しやすかったりする場合には「四逆散(しぎゃくさん)」という漢方薬が心を鎮めてくれるかもしれません。
あがり症の人にはとても効果的だと思います。

こうして記事にするとパニック障害の治療もとても簡単そうに見えるのですが、実際には症状と効果を確認して微調整していかねばならず頭を悩ませる日々が続いています。

とはいえ現代人の悩みと思われがちなパニック障害に対してもすでに漢方薬という解決策が用意されているのですから、2000年前も現代も、人間の悩みはよく似たものなのでしょうね。


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爆発寸前!イライラして八つ当たりしたくなったら

2021/2/25
怒りは人間の自然な感情のひとつです。
怒りを抑圧してため込んでしまうと、あとになって心身の不調の原因となります。
怒りは適度に発散するのがよいですが、かといって発散の仕方をまちがえると取り返しのつかない事態を招くことにもなりかねません。

最近は「アンガーマネージメント」といって怒りの感情を適切にコントロールすることが社会的にも注目されるようになりました。
ストレスの多い現代社会では、つねに気分が昂(たかぶ)ってイライラしているような人もたくさんいらっしゃいます。
そういう方は傍目で見ても「触らぬ神に祟りなし」という雰囲気が出ていますよね。

とくに最近は長期的な経済不況にコロナ禍も重なり、不寛容の時代と言われています。
「和を以て貴しとなす」とは古い格言ですけれども、ストレスがたまってイライラしているとささいなことでもやたらと腹が立ったり、つい怒鳴り散らしたり八つ当たりをしてしまいますよね。

東洋医学では「怒り」の感情のコントロールしている部位(機能)のことを「肝(かん)」と呼びます。
イライラがたまっている状態は肝に気がうっ滞している状態ということで肝気鬱結(かんきうっけつ)と表現します。

肝に気(イライラ)がたまってしまうと、熱となって上昇していきます。まさに「頭に血が上る」という状態です。「頭に来た!」という日常的な表現もありますが、まさにその通りなわけです。

イライラがピークに達して頭に来たとき、ついうっかり手を出してしまいそうな怒り爆発の状態を鎮めてくれるのが「抑肝散(よくかんさん)」です。
まさに「肝」を「抑える」わけです。

抑肝散が合うひとは、いつもイライラしていたり神経過敏になっています。
目が吊り上がっていたり、眉間にいつもタテじわができていたりします。

肝は筋肉のコントロールにも関与しているので、肝気が暴走すると筋肉の痙攣が生じます。
たとえば、怒りがたまって瞼などがピクピク動いたりします。マンガでありそうな表現ですね。
また、夜ねているときに歯ぎしりという形で表に出てくる場合もありますし、ひきつけ(ヒステリー)として両手両足が硬直して痙攣してしまう形で表に出てくることもあります。

こんな症状のあるかたに抑肝散は効果を発揮します。交感神経にブレーキをかけてくれるのが抑肝散です。

抑肝散はむかしからこどもの夜泣きやかんしゃくの治療にも利用されてきました。
ひんぱんに夜泣きをしたりかんしゃくを起こすお子さんの子育てはとても大変だと思いますので、お母さんも一緒に抑肝散を内服するとよいと思います。
親子で仲よく抑肝散治療というわけです。

最近では認知症のご高齢者のかたで、興奮して怒りっぽかったり、自制がきかなくなってしまっている状態の症状を軽減する目的にも応用されています。

抑肝散は「衝動性」にブレーキをかけてくれるお薬ですので、イライラを発散するためにショッピングで無駄遣いをしてしまったり、やけ食いをしてしまうことにも応用できるかもしれませんね。

抑肝散をうまく使い、無用なトラブルを避け、円滑で平和な社会づくりを目指しましょう。


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いざという時にがんばれない【ED・陰萎】

2021/2/19
男性の切実な悩みといえばいざという時に頑張ることができないED(インポテンツ・陰萎)ではないでしょうか?
男性にとっては、歳とともに次第に元気がなくなっているように感じ、大いに自信を失ってしまう要因となります。人生の斜陽を感じる瞬間です。

EDの原因は心因性や加齢の影響などさまざま言われています。

漢方ではEDについて「腎(じん)」の機能と関連して治療をおこないます。
「腎」とは解剖的な意味での腎臓ではなく、人間が生まれ持った先天的なエネルギーを司る機能のことです。車のバッテリーなどと例えられます。

加齢によって腎がおとろえて来ると生殖系のエネルギーも当然衰えてくるため、EDになります。そのような場合に処方するのが「六味丸(ろくみがん)」や「八味地黄丸(はちみじおがん)」などの「腎気丸」グループの漢方薬です。

六味丸と八味地黄丸の使い分けのポイントは、六味丸が「乾き」の強いひと(体内の水分が枯れているイメージ)、八味地黄丸が「冷え」の強いひと(バッテリーの出力が上がらないイメージ)、というふうに大まかに覚えておいていただければいいと思います。

八味地黄丸は動脈硬化に関する諸症状にたいしても使用するのですが、加齢によるEDもまた動脈硬化の一症状であると考えることもできます。超音波やCT検査で捉えることができるような動脈硬化が生じているならば、海綿体などの微細な動脈にも同じようなことが起きていると考えるのは自然なことではないでしょうか?

心因的な要素が強い場合には「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」の出番です。桂枝湯(けいしとう)に竜骨と牡蛎という生薬を加えたものです。

竜骨と牡蛎は動物性の骨に由来するカルシウムをはじめとしたミネラル類が精神を落ちつかせてくれます。桂枝湯と組み合わせることで心身を温めて緊張を解きほぐしてくれるためEDにも適用されます。保険適応病名に「性的神経衰弱、遺精、陰萎」としっかり書かれています。

また、本来的な使用方法ではありませんが「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」も効果がある場合があります。

補中益気湯は「元気をつける薬」ですので、過酷な生活で体が疲れてしまっているような場合には飲み続けることで元気を取り戻すことができます。補中益気湯には「落ち込んだものを持ち上げる」効果がありますので、脱肛や胃下垂に使うこともあります。胃下垂の場合には胃の位置が元に戻るわけではないのですが、胃の機能を回復させてくれます。いろいろな意味で期待できる薬ですが、即効性に乏しい点が弱点かもしれません。

EDに対する漢方治療は有効ですが、即効性という面ではバイアグラ®に劣ります。
しかし、バイアグラ(一般名シルフィナデル)は心筋梗塞などの心疾患の持病や既往症がある方には使用することができません。
発売当初は副作用による突然死などもかなり話題になりましたが、濫用も減ってきたためか一定の安全性には達している印象です。

シルフィナデルは当院でも採用していますが、副作用という点では漢方薬のほうが安全に使用できますし、根本的なところからジワジワ改善していく方が長期的にはメリットが大きいかもしれませんね。

特に腎気丸グループは老化現象全般への効果がありますので、EDに限らず長期的な内服でイキイキとした老後生活を送るためのサポートにもなると思います。


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