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冷えて痛む関節痛や神経痛、筋肉痛、肩こり、関節リウマチ、帯状疱疹、小児麻痺、脳出血後遺症、半身不随

2021/1/8
厳しい寒さが続いている今日この頃です。
日ごろから関節痛や神経痛でお悩みの方にとって、この時期の寒さ、冷えは症状をいっそう悪化させる辛いものです。

冷えて悪化する関節痛や神経痛、筋肉痛に対して、漢方では温めて治療します。
慢性的な痛みの場合には水の巡りの悪さも関与していることが多いため、温めることと水のめぐりを改善することを同時におこなって治療をします。
西洋医学的な痛み止めが「消炎解熱鎮痛剤」であり、からだを冷やすように作用することとは正反対ですね。

さて、そんなときの漢方の痛み止めの基本的なものが「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」です。
これは「衆方の祖」とも言われる漢方薬の基本にして根源のような漢方薬である「桂枝湯(けいしとう)」に生薬を足して温めるパワーと水のめぐりをよくするパワーを強化したものです。桂枝湯はカゼやインフルエンザなど急性熱性疾患の基本的な治療薬です。
さらに水の巡りがわるくて局所的にむくんでいる場合などには、生薬を足して水分代謝を強化した「桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)」という薬を使用します。 

桂枝加朮附湯であれ桂枝加苓朮附湯であれ、使用する症状は「冷えて痛む」です。たとえば筋肉痛でもよいですし、肩こりでもよいのです。
関節リウマチと診断されて、指の関節などの炎症(赤くはれて痛むとき)は治まったけれども冷えると痛みがある場合などにも処方します。
そのほか、臨床的には帯状疱疹後の神経痛などにも対症療法的に使用します。 もちろん、インフルエンザなどで発熱があってやや悪寒があり、少し汗ばんでいて体のふしぶしが痛いような場合にも使用することができます。
先人達の記録によりますと、脳出血後遺症の半身麻痺であるとか、小児麻痺、脊髄腫瘍による半身不随などにも使用されていたようです。

これらの漢方薬は、桂枝湯から始まって目的と症状に合わせて少しずつ生薬を足していくなかで現代では一つの確立したレシピとして活用されているのです。
このような点からも、漢方は応用が効いて汎用性が高い医療であることがよくわかります。漢方治療の本領を発揮するにはひとりひとりに合わせて生薬の調整ができる煎じ薬が最終的にはベストということになります。しかし、時間に追われて忙しい現代人には毎日漢方薬を煎じているわけにもいきませんし、医療者側としても大量の生薬を適切に管理し、毎回調合するのも大変ですのでエキス剤という便利な形状に頼ることになります。 

今回ご紹介した桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮附湯には体を温めるための生薬として「附子(ぶし)」というものが入っています。
古典芸能などでは毒薬のことを「ぶす」と言いますし、世間には「毒島(ぶすじま)」という苗字の方もいらっしゃいますが、附子とはトリカブトを加熱して無毒化した生薬です。トリカブトがキケンな毒薬であったことは昔の人々も知っていたわけで、無毒化処理をしたとはいえ「毒」というのと同じ発音の「附子」を生薬として使用していた点は、よくよく考えるとちょっとこわいですね。

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【冷え症】腰から下が冷えていたい、重い【腰痛・坐骨神経痛】

2021/1/4
「腰痛」は誰もが一度は経験する悩みのひとつではないでしょうか。 
ぎっくり腰から圧迫骨折による腰痛まで、腰の痛みの原因は千差万別です。西洋医学的には鎮痛剤、コルセットなどの装具、リハビリテーションが治療の選択肢となりますが「レントゲンでは異常がない」ために漫然と鎮痛剤が処方されたり、いつまでも痛みが解決されずにいたり…ということもしばしば経験します。

東洋医学では、痛みの原因は「何らかの理由で経絡の気がきちんと巡らないこと」と考えます。
その大きな原因の一つは「冷え」です。そのためお風呂や温泉で温めたり、お灸で温めたりする治療が腰痛には効果的です。
逆に、貼ると気持ちいいからと言って冷たい湿布を四六時中貼っているといつまで経っても腰痛は良くならないでしょう。

冷えにより悪化する腰から下の痛みによく使用される漢方薬に「苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)」があります。
腰痛だけではなく、脚の痛みや坐骨神経痛にもよく使用されます。
「名は体を表す」ということで名前から構成生薬がわかります。茯苓、乾姜、白朮、甘草の4種類の生薬からできています。(こういった漢方薬はしばしば登場すると思いますが、漢方薬の名称の違いは、その漢方薬が誕生した時代の違いだと思っておいていただければいいと思います。)
この漢方薬は冷えを温め、水の巡りを改善させることを目的としています。処方する際に重視するポイントは「腰から下の冷え」です。冷えて水がたまってしまって経絡の気の巡りが悪くなってしまうのですね。 

腰痛や神経痛のほかにも冷えによる諸症状に対して効果があります。たとえば頻尿や夜尿症(おねしょ)などです。
さらに応用として、足腰が冷えやすい環境(職場や学校など)にいるにも関わらずトイレに行くことを我慢してしまうために膀胱炎を繰り返してしまうような方に対して予防的につかうこともあります。

この漢方薬が登場する古典「金匱要略(きんきようりゃく)」の条文はとても印象的です。
「腰中冷え、水中に坐すが如し(腰から下だけ冷水に浸かっているように冷える)」とか「腹重きこと五千銭を帯ぶるが如き(腰に大量の銭をぶらさげているように重い)」ということで、腰から下がとにかく冷えていて重だるいという状態をわかりやすく表現しています。

漢方の聖典である「傷寒論」や「金匱要略」などの古典は漢文ですので堅苦しい文体で読みにくいことも多々ありますが、こうして随所に「わかりやすく教えよう」というセンスやユーモアが光るところに単なる医学書を超えた存在感があります。

漢方は医者の観察力や感覚、直感などフル動員することで成長していくことができる医療です。西洋医学的に数値を測定して診断基準に照らして診断や治療をするものではありません。
だからこそ難解であり胡散臭いとさえ思われてしまうわけですが、その難解な部分、個人差が大きくでてしまう感覚的な部分を後世までわかりやすく伝えようという先達の心意気がありがたいと同時に人間としての懐の深さを感じさせます。

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疲れ果てているはずなのに目がさえてしまって眠れない

2020/12/28
「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「熟睡した感じがしない」などなど、
不眠症や睡眠障害の悩みも人それぞれ、千差万別です。

西洋医学的には抗不安剤や睡眠導入剤からはじまって、それでも十分に効果が得られなければ抗精神病薬や鎮静剤にまで手を出すことになりかねません。西洋薬の副作用もさることながら「あれば安心」という精神的な依存が形成されてしまうと、いつまでも薬をやめることができなくなってしまいます。

漢方薬のなかにも不眠症や睡眠障害の治療に使用されるものがいくつかあります。
漢方薬に使用される生薬のなかで、眠りを誘発する催眠効果がもっともあるのは「酸棗仁(さんそうにん)」という生薬です。
そして漢方薬における不眠症治療の基本的な薬といえば「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」です。

実はこの漢方薬、「よく効いた!」という実感を処方する方(医者)も処方された方(患者さん)もあまり感じることがないお薬です。
この漢方薬が効かないという意味ではなくて、自然界に存在している植物のなかで、西洋薬の睡眠導入剤なみに人を眠らせる効果がある植物があるとしたら、それは麻薬とか劇物の類になっているのではないかと思います。

ということで、酸棗仁湯もきちんと効果があります。
当院にいらっしゃったある患者さんは、お父様が不眠に対して酸棗仁湯を内服されており「これは効くぞ」と勧められて当院を受診されました。
ご希望通り酸棗仁湯を処方いたしまして、ちゃんと効いているとのことです。
もしかしたら酸棗仁湯が効きやすい体質の方と、そうでない方がいらっしゃるのかもしれません。
このあたりは遺伝的な検索を含めて研究したら面白そうですね。
 
酸棗仁湯を使用するポイントとしては「体は疲れ果てているのに、かえって気がたかぶって目が冴えてしまって眠れない」という状況です。
私などは当直明けなどでこういう状況をしばしば経験していますが、皆さまはいかがでしょうか?

専門書など見てみますと、このような状況について「肝胆(かんたん)の血(けつ)が虚しているため心(しん)に虚火(きょか)が生じて心の安定が損なわれる」などといった内容の説明が書いてあります。 

漢方における五臓六腑の肝(かん)と心(しん)とは、解剖学的にいう肝臓・心臓とは異なりますので注意が必要です。
もちろん、肝臓・心臓のことも含まれているのですが、それだけに止まりません。漢方では感情や精神をコントロールしている機能の中枢も肝・心にそれぞれあると考えています(両者の役割は異なるのですが、その辺の話は別の機会にいたします)。

酸棗仁湯の場合、肉体的な疲労によって肝・心が精神や感情を安定化させる機能が失われてしまったために、夜寝ようと思っても精神を鎮めて眠りモードに入ることができなくなった状況です。

また、酸棗仁湯は「不眠」だけに使う薬ではありません。
実は「過眠(寝すぎてしまう)」や睡眠・覚醒のリズムの異常にも効果があると言います。
つまり「眠れないものは眠れるように」「寝すぎてしまうものは適切な睡眠時間で目が覚めるように」そして「寝たり起きたりの時間が乱れているものは安定したリズムになるように」と調整してくれる効果があると言います。

このようにアクセルとブレーキをうまく踏んでちょうどいいバランスのところに落ち着かせてくれるのが漢方薬の効果の優れたところです。

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夜トイレで目が覚める、頻尿、尿トラブル、足腰の衰え、男性更年期障害

2020/12/24
歳をとると誰もが直面するのが尿のトラブルです。
老化を感じるもっとも日常的な症状ではないでしょうか?

特に、夜にトイレで何度も目が覚めてしまうのは膀胱が尿をためておく力が衰えてしまうためです。
そうなってくると、排尿に関連する筋肉も衰えて来るため勢いが悪くなったり、最後まで出し切る力がなくなったり、ついうっかり出てしまったり…と、自分が情けなく感じてしまいますます「歳をとったな…」と落ち込んでしまいます。
男性の場合には、前立腺の肥大も加わってしまうため「思うように出したくても出せない」ことも増えていきます。こうして心身ともに衰えていくと男性更年期障害と言われる範疇に入っていきます。

漢方では、こういった老化に伴う尿トラブルを「腎(じん)」の問題で生じると考えます。 
漢方における「腎」とは、臓器としての「腎臓」にとどまらずに泌尿器系や生殖系に関連する部分まで含まれています。
そもそも「腎」とは「生まれ持った生命エネルギー」と表現される機能のことを指します。診療の際に患者さんに説明するときには「生まれ持ったエンジン」と説明することが多いです。群馬県は一人一台自動車を所有する車社会なので、エンジンに例えるとご理解していただきやすいのです。

老化によって腎(エンジン)が衰えてくると、一つには尿トラブル(エンジンオイル漏れ?)として症状が出現してきますし、また、馬力の衰えとして足腰の衰えが目立つようになります。

老化に伴う下半身を中心とした諸症状にたいして、漢方では「腎気丸(じんきがん)」と呼ばれるグループの漢方薬で治療をします。
まず、上記の症状に加えて「冷え」があるか「渇き」があるかで使用する薬が異なってきます。

足腰の衰えに尿漏れや頻尿の症状があり、口の渇きや手足のほてりを感じる場合には「六味丸(ろくみがん)」という漢方薬が候補となります。
老化によって「潤い」がなくなってきてしまい、熱がこもりがちな状況です。腎の衰えと関連して耳鳴りや視力の減退、頭重感などの症状も重なってきます。

名前の通り熟地黄(じゅくじおう)、山茱萸(さんしゅゆ)、山薬(さんやく)、茯苓(ぶくりょう)、牡丹皮(ぼたんぴ)、沢瀉(たくしゃ)の6つの生薬から構成されています。
老化した場合についてばかり説明してきましたが、生まれつきエンジンのパワーが弱い場合にも使えますので、発育の悪いお子さんに使用することもあります。 

足腰の冷えと衰え、尿漏れや頻尿、そして夜何度もトイレで目が覚めてしまうような場合には「八味地黄丸(はちみじおうがん)」という薬が候補となります。八味丸(はちみがん)とか腎気丸(じんきがん)などと呼ぶこともあります。 
こちらも名前の通り、8つの生薬から構成されています。六味丸の6つに加えて体を温める作用のある桂皮(けいひ)と附子(ぶし)が加えられており、気・血・水すべてを補う薬味を兼ね備えています。 

六味丸が渇きとほてりが主体だったのに対して、八味地黄丸は冷えが主体です。また、老化現象一般に対しても効果があるため、動脈硬化や高血圧、白内障、前立腺肥大症、坐骨神経痛や腰痛、認知症などにも使用します。

ところで「ウチダの八味丸」という看板を見かけたことはありませんか? 
これは「ウチダ和漢薬」というメーカーさんが作っている漢方薬なのですが、昔からの「八味丸」と同じように丸薬(がんやく)として作成しているものです。
個人的にはこちらの方がエキス剤よりも効果が発揮されやすい印象がありますが、飲みやすさなどお好みで選んでいただければいいと思います。

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コロナにも漢方は有効!?

2021/10/13
 「漢方と免疫力」をテーマにした記事を以前に書きました。 
👉こちら
 

感染症の予防に漢方薬は本当に役立つのでしょうか?
近年の大規模な感染症に対する中国における漢方薬(中医薬)の使われ方を振り返ってみたいと思います。

2002年から2004年頃に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)は、感染者数8000人、死亡率10%という危険な感染症でした。SARSもコロナウイルスの一種が原因でしたが、この時には「板藍根(ばんらんこん)」や「玉屛風散(ぎょくへいふうさん)」という薬が有効であるとして活躍しました。

実は板藍根は群馬県の某企業さんがアメとして販売してくれています。今回の新型コロナの予防にも有効と言われているそうです。利害関係にあるわけではありませんのでこれ以上詳しくは書きませんが、調べれば全国各地のメーカーさんが入手しやすい形で板藍根を売ってくれているかもしれませんね! 
玉屛風散はシンプルな漢方薬なので、既存のエキス剤でも似たようなものを作ることができます。

2012年から2013年頃に流行したMERS(中東呼吸器症候群)では患者数こそ2500人ですが死亡率は約37%という恐ろしい感染症でしたが、中東が感染の中心地だったため日本ではあまり流行することがありませんでした。こちらもコロナウイルスでした。この時には「銀翹散(ぎんぎょうさん)」や「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」という漢方薬が活躍しました。
 
銀翹散は市販薬としてドラッグストアなどでも売っています。個人的に愛用している薬です。
また、麻杏甘石湯は保険診療で使えるエキス製剤にもありますので、入手しやすい漢方薬です。 

そして今回の新型コロナウイルスの診療に際して、中国の漢方医(正式には中医師)も4900人動員されましたが、誰一人新型コロナに感染しなかったそうです。
真偽のほどはわかりませんが、皆独自に自分に合う漢方薬(中医薬)を飲みながら診療していたと言われています。

新型コロナに有効であると言われた中医薬の代表は「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」です。
これは日本の漢方薬にはありませんが、複数の漢方薬を組み合わせることで同じようなものを作り上げることができます。
レシピさえわかればこうして複数の漢方薬を組み合わせることで同じようなものが作れる。こういう所が漢方薬の良いところではないでしょうか?

では漢方薬によって感染症の予防ができるのでしょうか?
以前の記事では「補剤(ほざい)」という、身体機能を底上げするようなタイプの漢方薬をご紹介しました。補剤にはマクロファージの活性化やNK(ナチュラルキラー)細胞の活性化などの免疫増強作用が報告されています。
マクロファージやNK細胞は、ウイルスや細菌などの病原性微生物が人体に侵入した際に、まず突撃して攻撃してくれる細胞たちです。このような免疫のことを「自然免疫」と言います。生来備わっている免疫という意味合いです。
一方、自然免疫の結果やワクチンで抗体を作って外敵と戦おうとする免疫のことを「獲得免疫」と言います。生まれた後に獲得する能力という意味合いですね。 

漢方に使用される生薬には、これら自然免疫を高めたり、獲得免疫を高めたり…と、感染症の予防と治療に有効なものがたくさんあります。補剤以外にも、身体のバリア機能を高めることで感染症に対する抵抗力を高めてくれる漢方薬もあります。

新型コロナ感染症の予防というと、ワクチンにばかり注目が集まっているように思いますが、今回見てきたように漢方薬(中医薬)は治療にも予防にも十分に効果が期待できます。
「日本の漢方は中国の二番煎じである」などと言われないように、我々も頑張らないといけませんね。 


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