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リトリール療法とアンズのはなし

2021/5/11
かつてアメリカを中心に「リトリール」という代替医療が一世を風靡したことがあります。
リトリールは杏子(あんず)のタネから抽出した成分であり、その成分であるアミグダリンは癌の特効薬としてビタミンB17の異名を取りました。

現在でもリトリールは癌に対する代替医療として利用されていますが、当然ながら大変な批判を浴び、主流医療からは排除されています。

私が調べた範囲では統計的な治療成績を見つけることはできませんでしたが、現在でもリトリール療法は続けられており、リトリール療法によるガンの寛解例も報告されてはいるため、効く人には効くのだろうと思います。

その話とはまったく別の筋の話なのですが、中国医学(中医学)の先生の漢方薬解説書を読んでいたところリトリールの効果を裏付ける内容を見つけました。

漢方薬で使用する生薬にも杏子の仲間が存在しますが、その中でも苦杏仁という生薬についての解説です。

苦杏仁にはアミグダリンという化学成分が3~4%含まれています。これが加水分解されると、ごく少量の青酸が発生します。微量の青酸は呼吸中枢を軽度抑制するため、咳や喘息を鎮める効果をもたらします(かつてサスペンスドラマではよく使用されましたね)。

また、苦杏仁を加水分解するとベンズアルデヒドも生じます。ベンズアルデヒドは胃のタンパク分解酵素を抑制するため、胃潰瘍に対する治療効果を発揮します。

さて、アミグダリンとベンズアルデヒドが登場しました。この両者も基礎実験では抗がん作用が確認されています。ラットに癌細胞を接種し、アミグダリンを投与した実験(癌の基礎研究では一般的な実験です)ではアミグダリンを投与されたラットの生存期間の延長が認められました(通常、すべてのラットが死亡するまで観察されるため、生存期間の延長で評価されます)。また、同様の実験でマウスに苦杏仁を自由に摂食させた場合でも癌細胞の成長を抑制し、生存期間が延長することが確認されました。

(このように基礎実験のレベルでガンに対する素晴らしい治療効果をもたらす物質は非常にたくさんあります。しかし、創薬段階にまで至る化学物質はほとんどありません。基礎実験と人体における効果とのあいだには非常に大きな隔たりがあるのです。)

癌細胞では、青酸を解毒するローダナーゼという酵素活性が正常細胞よりも少ないため苦杏仁が抗癌効果を発揮するのだと言います。

このように、リトリール(ビタミンB17)の抗がん作用がまったく別のところで証明されたわけではあるのですが、しかし苦杏仁の多量摂取はやはり青酸中毒を起こすため勧められることではありません。中医学の先生のあいだでも意見が分かれているようです。

ただ、これらの知見は抗癌剤開発研究にとって重要なインスピレーションをもたらすのではないかと思われますし、日頃から杏子類を適量摂取することで(杏仁豆腐など)、体内における癌の発生や進展を抑制できるのかもしれません。希望的観測に過ぎませんが。

しかし、日本の漢方でもこのような生薬研究が進むことが期待されますね。

現代はビッグデータの時代ですから、生薬に含まれる何十もの化学成分の相乗効果や相互作用などを多元的に解析できると漢方薬の真の効果や新たな使い道が発見できるように思います。

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Summer has come !

2021/5/11
5月5日は「こどもの日」であり二十四節季では「立夏(りっか)」の日です。
つまり、GWとともに夏がやってきたのです。

5月になると夏日となる日も増えてきますが、一方で6月に梅雨入りすることで夏らしさを忘れてしまうものです。
初夏→梅雨→梅雨明けしていきなり夏本番という季節の変化は身体的には大きな負担となります。

日本の夏の特徴は「暑さ」と「湿度」に尽きます。高温多湿なのです。
人体にとっては非常に過酷な環境となります。そして当然ながら夏に特有の症状や疾病に対する漢方薬も当然存在しています。
(と言っても、漢方が生まれた中国は広大な領域ですので、南の方の高温多湿な地域で開発された治療方法が生かされているのではないかと思います。)

夏場に活躍する漢方薬の効能はおおまかにいえば熱を冷ます清熱作用と、湿気を取り除く利水(除湿)作用です。

まずは夏の嫌な湿疹である汗疹(あせも)から。
発汗により悪化する湿疹の治療薬として「消風散(しょうふうさん)」という漢方薬があります。汗疹に限らず、水虫や蕁麻疹など、夏に悪化する皮膚疾患に使用されることが多い漢方薬です。この漢方薬の特徴は蝉退(せんたい)という動物性生薬が使用されている点です。字から予想できるかもしれませんが、セミの抜け殻です。そんなものをよく生薬にしたな…と感嘆するばかりです。

次に熱中症対策の漢方薬。
以前にもご紹介しましたが「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」です。こちらは白虎湯という漢方薬に人参を加えたものなのですが、なぜそのようなことをするかというと脱水症による体内の水分が枯渇した状態に対して人参を加えることで、体内で水分を生み出す効果を持たせているのです。

さらに夏バテ対策の漢方薬。
こちらは「清暑益気湯(せいしょえっきとう)」という漢方薬です。補中益気湯という漢方薬の親戚のような漢方薬ですが、ネーミングからも夏対策の漢方薬だとわかりますね。実際、古典では注夏病(ちゅうかびょう)という夏負けや夏痩せに対して使用することが書かれています。この漢方薬を使用する際に目安となるのが泥のような便が出る下痢です。お腹は冷えてしまって、胃腸の機能が衰えている症状です。

本来は夏用の漢方薬ではなかったと思われるのですが、現代社会の生活によって夏に活躍するようになった漢方薬もあります。
五積散(ごしゃくさん)」という漢方薬です。この漢方薬を説明するのはなかなか難しいのですが、東洋医学における病気の原因となる五つの病毒をデトックスするための万能薬のような漢方薬です。実際には冷えの関与する神経痛や関節痛などに使用するのですが、こちらはいわゆるクーラー風邪対策として活用できます。

この他にも夏場に活躍する漢方薬はいろいろありますが、今回は代表的なものだけをご紹介しました。

日本の夏では暑さの対策も必要な一方、冷房や冷たい飲食物による冷えの対策も必要です。どちらにしても湿気対策は必要となりますが、人によっては非常に過ごしづらい季節と言えるでしょう。
夏風邪は治りにくいと言われるのも一理ありますね。

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春は揺さぶられる季節

2021/4/26
冬の厳しい寒さから少しずつ解放され、暖かい日差しとともに草花が咲き誇り、世界の色合いが鮮やかになる春。

しかし、青春という言葉があり、東洋医学においても春の色は「青」とされています。
そして英語では抑うつ気分のことをblue(ブルー)と表現します。

季節性うつ病(季節性感情障害)という疾患が存在することからも、春という季節は実は精神的に不調になりやすい季節であると理解されています。

もっとも大きい要因は季節の変化によるものと思われますが、日本人の場合には社会環境の変化も重なってくるため見えないストレスの多い季節ではないでしょうか。

人間は変化に弱いものです。
まさしく春は“揺さぶられる”季節なのです。

新しい職場や学校など環境の変化とストレスにうまくついていけずに抑うつ気分や不安感、不眠症、動悸、神経過敏などの自律神経症状が出現する状態は適応障害の可能性があります。

一方で心の痛みが身体的な痛みとなって表現されるタイプのかたもたくさんいらっしゃいます。だるさ、めまい、頭痛、のどのつかえ感、胃腸の不調、不眠などの症状はあるものの、診察や検査をしても特に異常を認めません。しかし、とにかくご本人にとっては不調感が強い点も特徴です。

このように「患者は身体症状を訴えるが、その訴えに見合う異常を認めない」状態を身体表現性障害と言います。

また、身体的な疾患であっても心の影響を大きく受けるものがあります。
消化性潰瘍、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、高血圧、不整脈、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、糖尿病、関節リウマチ、顎関節症、月経前症候群、腰痛症などなど、挙げればきりがありません。これらは心身症と言われます。

こういった症状のかたが内科を受診すると身体的な症状にたいする対症療法的な治療をされ、一方で精神科を受診すると抗うつ剤や抗不安薬を処方されるものの身体的な症状の治療を受けることができません。

そこで近年では心療内科を掲げる医療機関も増えてきて、心身共に一元的に治療をするような潮流になりつつあります。そしてこの姿勢は取りも直さず漢方が2000年前からおこなっていることです。

適応障害や身体表現性障害、心身症などを漢方薬で治療する場合には、やはり問診や診察所見によって「証」を確認して使用する漢方薬を決定します。

漢方薬は「何を重視するか、どこに重点を置くか」によって生薬の組み合わせや構成が変わるため、たくさんのバリエーションがありますので、そのかたに合った漢方薬を選び出す必要があります。

「不安感で受診したのになんで腹を触られるんだ?」と思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、それが漢方の診察・診断方法ですのでご容赦ください。

やや専門的な話になってしまいますが、私がふだん何を考えながら漢方薬を選んでいるか、少しご紹介してみようと思います。

まず精神安定作用のある竜骨(りゅうこつ)と牡蛎(ぼれい)という生薬の必要性についてです。これらは精神安定作用、神経の過敏性や動悸を抑えてくれる効果があります。腹診では大動脈の拍動を触れます。

次は柴胡(さいこ)という生薬。
ストレス耐性を高めて気の巡りを改善してくれます。ほかにも抗炎症作用や抗アレルギー作用、ステロイド類似作用などさまざまな効果がある生薬です。腹診では肋骨周りの抵抗感や圧迫感を確認します。

漢方の世界ではストレスが籠って熱となり火となるという考え方もします。
そのような火(熱)がこもるかたには熱を下す生薬である黄連(おうれん)や黄ゴンという生薬を考えます。腹診ではみぞおちを押さえたときの抵抗や不快感を認めます。

実際にはこの他にも「この生薬が入っていたほうがいいかな?」などと考えながら漢方薬を選出しています。

すぐには効果がないと思われがちな漢方薬ですが、皆様にピッタリの漢方薬を選んでお役に立てればと思っています。


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円形脱毛症の漢方治療

2025/6/13
脱毛症にもさまざまなタイプがありますが、漢方では髪の毛のことを血余(けつよ)と表現します。

血(けつ)とは肉体的な材料や栄養を意味する概念です。
肉体的な材料がたっぷりあり、栄養も十分であれば肌の艶もよいし爪もきれいだし髪の毛もフサフサでしょうというわけです。

したがって、脱毛症の場合には血虚(けっきょ)という血(けつ)の不足を原因と考えます。
血虚に対する基本的な治療薬は「四物湯(しもつとう)」という漢方薬です。
4種類の生薬で構成されているので四物湯という、分かりやすいような安直なようなネーミングです。

四物湯は非常に重要な働きをするとても良い漢方薬なのですが、現代では単独で使うことは少なく、ほかの漢方薬と併用したり、四物湯から派生した漢方薬の方がよく利用されています。

また、脱毛症に関して言えば四物湯だけで治療することは少なく、ほかの症状や体質、全身状態などを考慮したうえで漢方薬を選択します。

ストレスによる脱毛症…特に円形脱毛症については漢方薬の治療効果が表れやすいようで、専門書にも円形脱毛症に関する記述は多くみられます。
もともと神経過敏なところがあり、体力もある人がストレス環境下に置かれている…日本のサラリーマン的なイメージの人の脱毛症では柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)あたりが本命です。バリバリ働いている一方で、少しずつ消耗していってしまうのですね。

一方、もともとナイーブでどちらかと言えばナヨナヨしたタイプの人の脱毛症では桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を使用します。急にドキドキしやすく、睡眠中も夢をよく見ます。心の疲れが症状として現れてくるのでしょうね。

同じくストレスに耐えていても脱毛以外に便秘や皮膚疾患、のぼせなど多彩な症状がある場合には加味逍遙散(かみしょうようさん)という漢方薬を使用します。

本格的に不安神経症という感じになってくると半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の方が適しているでしょう。

これらの漢方薬の使い分けは、症状が似ていても漢方医学的な病態の重心がどこにあって、病気のベクトルがどんな向きにあるかを考えながら選びます。
まさしく、漢方がセミオーダーメイド医学といわれる所以ですね。

「髪は女性の命」という言葉がありますが、脱毛症でも女性の方が治療効果が出やすい印象があります。男性にはAGAもありますし、男性の方が基本的に禿げやすいという生物学的な運命なのかもしれません。

江戸時代などは髷を結っていたのでAGAでもそれほど目立たなかったのでしょうか?

ちなみにAGAに効く漢方薬というのを個人的にはまだ見つけられていません。保険外診療の漢方薬や中医学の薬にはあるのかもしれませんが、費用対効果を考えると保険診療の漢方薬でなんとかできないものかと考えてしまします。


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漢方薬での抜け毛改善は可能か?-漢方相談の富士堂漢方薬局」

朝がニガテ!

2021/3/30
新学期や新生活の始まる季節が訪れました。

コロナ禍において在宅勤務やオンライン授業が増えたとはいえ、私の周囲でも転勤や進学のためお引越しされるかたがいらっしゃいます。

ショッピングセンターなど行くと、新生活用の家具や雑貨、家電のバーゲンセールをしていますし、大量に買い物をしているご家族を見かけます。

つい自分が大学進学したときのことを思い出してしまい、歳をとったんだなぁと溜息が出てしまいます。

青春という言葉があり、気持ちが沈んでいるときのことを「ブルー(blue)」と表現する通り、春先とは気分の変調を起こしやすく、うつ病のひとは症状が悪化しやすい時期です。

「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもので、この季節は朝寝が心地よいものです。許されるならいつまでも眠っていたくなってしまいますね。

学生時代のマイペースな生活リズムに慣れきってしまっていると、新生活のリズムに合わせて朝起きるのがつらいものです。

特に夜型のひとは朝が苦手なのではないでしょうか?
夜型ではなくても「朝は低血圧でニガテで…」という女性も多い気がします。

そんな朝が苦手な人用の漢方薬というのも存在します。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」という漢方薬です。

茯苓(ぶくりょう)、桂枝(けいし)、白朮(びゃくじゅつ)、甘草(かんぞう)の4種類の生薬で構成されており、それぞれ一文字ずつ取って組み合わせた名前です。

この漢方薬は気(き)と水(すい)が本来の流れる向きとは逆行して上昇してしまうために生じる起立性めまいや呼吸促拍症状を治療する薬です。

こういうことから学校の朝礼などで倒れてしまう起立性低血圧(いわゆる脳貧血)などにもよく使用します。

本当に低血圧のご高齢の女性に使用した経験もあります。
入院時は上の血圧が60くらいで、自覚症状もなく原因疾患もない「本態性低血圧」でした。
西洋医学の昇圧剤と苓桂朮甘湯を併用し、血圧が上がってきたら昇圧剤を徐々に減らして漢方薬だけにしました。
半年くらいかかりましたが血圧が安定してリハビリができるようになり、自宅退院できました。
この時は「漢方ってすごいなぁ」と感心しました。

苓桂朮甘湯が適する病態の中心としては胃に水が停滞していることによります。
胃に水が溜まっていると、上から下降してきた気の流れがせき止められてしまい、逆流してしまうイメージです。

基本的には胃がよわいのでこのようになります。

苓桂朮甘湯の状態に、さらに血虚という肉体的な消耗や材料不足のような状態が重なった場合には苓桂朮甘湯に四物湯(しもつとう)を加えた連珠飲(れんじゅいん)という漢方薬があります。

こちらは保険診療のエキス剤には存在しないので、2種類を組み合わせて使用することになります。

今回ご紹介した「朝がニガテなひと」のことを漢方業界では「フクロウ型」と表現します。夜行性の鳥ですので、イメージしやすいのですね。

この「フクロウ型」という言葉は久留米大学に「フクロウ外来」という漢方外来があることで認知度が高まりました。

ちなみに朝型のひとは「ヒバリ型」と表現します。
フクロウやヒバリに特別な意味があるというより、表現としてのイメージしやすさ、まさしく文化や習慣から生じている言葉ですね。

フクロウ型のみなさんには苓桂朮甘湯で新生活をサポートしていきたいと思うのですが、しかし、生活習慣の改善も重要です。

「自分は夜型だ」と言い訳して不健康な生活習慣を送っていないでしょうか?
「早寝早起き病知らず」という言葉がある通り、健康的な生活習慣のうえに健康が作られるのです。


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