新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック

メンタル漢方外来🍀

当院では「メンタル漢方外来」として火曜日の午後ネット予約の専用外来枠を設けております。
心身一如(しんしんいちにょ)という言葉がある通り、東洋医学では心と体を一体のものとして病気や健康を考えます。

一方、西洋医学(現在の標準的な医学)では肉体的な側面(物質的側面)にだけ注目して病気や健康を考え、心(非物質的側面)については完全に切り離してしまい一切考慮していませんでした。心療内科という分野が発展しつつあるものの、双極性障害や統合失調症については脳の異常であるとかホルモンの異常という考えが中心であり、薬物治療が主流となっています。

現代のようなストレス社会では、自然環境からも切り離されてしまい、人間が人間らしく過ごすことが困難になりつつあります。勉強や仕事、家庭での問題や悩み、社会情勢の不安定化、格差の拡大など人類はかつてないほどのストレスにさらされています。
近年の先進国における精神疾患の増加はまさしくこれを裏付けるものではないでしょうか。

東洋医学では意識や感情と身体症状を包括的に解釈することで診断・治療をおこなってきましたが、現代では内因性精神疾患(双極性感情障害や統合失調症など)を漢方薬だけで完治させることは困難であり、精神科による専門的な診断・治療が勧められています。

精神疾患の分類や診断についても、現代では非常に細かく分類されているため専門医による診察・診断を受けることをオススメいたします。
(古代では祟りや狐憑きなどで済まされてしまっていた疾患がありますので…)

また、精神疾患と思い込んでいても実は器質的疾患が原因である場合もあります(甲状腺機能低下症によるうつ病やホルモン産生腫瘍など)。治せる疾患の見落としをしないためにも身体的な検査は必ず受けていただくようお願い申し上げます。

<代表的な漢方薬>
漢方診療の場合、精神症状だけに注目するのではなく、身体症状と合わせて漢方の立場から診断・治療をおこないます。
メンタル漢方領域で登場することの多い漢方薬についていくつかご紹介いたします。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
 …取り越し苦労しやすい方、喉になにか引っかかっている感じのある方など。心因的な変化が
  身体症状に現れやすい方向きです。

香蘇散(こうそさん)
 …こまやかな神経の方で、消え入るような話し方だったり、自罰的な傾向のある方の諸症状に。

抑肝散(加陳皮半夏)(よくかんさんかちんぴはんげ)
 …過敏体質でイライラしやすく、不眠、焦燥感、性急な方の諸症状に。心の痛みとしての頭痛や
  こめかみの痛みが現れる方に。交感神経の興奮を鎮める効果もあるため、ストレスや怒りで瞼
  などの筋肉が痙攣するような場合や睡眠中の歯ぎしりにも使用します。

加味逍遙散(かみしょうようさん)
 …女性の不定愁訴に対する処方として有名です。客観的に見ているよりもオーバーな症状を訴え
  るタイプの方向き。更年期のほてりやイライラにも。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
 …ストレスで精神的に消耗し、動悸や不眠・多夢、脱毛症、性的不能などの症状に。性的な夢を
  見やすいともいわれています。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
 …パニック発作のような突然の動悸、息切れ、ひきつけ症状に。

ここでご紹介したものはごく一部の漢方薬であり、また、処方する漢方薬についても患者様お一人お一人に合わせた漢方薬を処方いたします。

<主な対象疾患>
不安神経症適応障害身体表現性障害自律神経失調症パニック発作・症候群神経性食道通過障害 など

漢方薬だけで精神疾患の治療を完結させることは難しいとされており、内因性うつ病や統合失調症の治療の

古典をたどると「キツネ憑きを白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)で治療した」などという面白い記述もあります。
また、意外かもしれませんが、てんかんに対する漢方治療もかつては盛んにおこなわれており、小柴胡湯(しょうさいことう)と桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)をセットで使用します。

精神症状ばかりでなく、身体的な症状を中心とした疾患として
機能性ディスペプシア慢性胃腸炎過敏性腸症候群高血圧症月経前症候群更年期障害チックなどの心身症の治療もおこないます。

近年では認知症に関連した症状に対する漢方薬の有用性も確認されてきています。
たとえば脳血管障害型認知症に対する黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、アルツハイマー型認知症に対する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は早期であれば症状改善効果が期待できます。


【ネット初診予約「メンタル漢方外来」について】
ネット初診予約システムの「メンタル漢方外来」は火曜日午後の限定枠です。
通常とは異なり1時間にお一人のみの余裕ある予約枠となっておりますので、ご活用ください。
尚、火曜日午後は一般外来の患者様も受診可能です。また、漢方診療は常時おこなっておりますが、お一人お一人の診察時間に限度がございますので、ご了承ください(特に土曜日はゆっくりお話しをうかがう余裕がございませんので、ご了承ください)。
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