漢方薬は「セミオーダーメイド医療」と呼ばれる医療であり、個人個人の体質や病状に合わせて生薬を選択したり調整します。
一方、日本の保険診療では「この治療薬はこの病気に使用してよい」という制約が強いため、漢方薬の本来の効能・効果を発揮することができないことがしばしばあります。
当院では、皆様のお悩みに対してできる限り保険診療での対応をするよう努めて参りましたが、より高い漢方治療やはりどうしても保険診療の枠を超えた用い方をしなければならない場合があります。
そこで、できるかぎり多くの需要にお応えするために保険診療の制約のかからない使用方法・漢方薬をご案内いたします。
診療は基本的に自費診療となります。使用する漢方薬によっては診察後にお取り寄せ対応となる場合もございますのでご了承くださいませ。
(注)保険診療では1ヵ月に3種類までしか漢方薬の処方ができないという不可解なルールがあります。治療上必要であるにも関わらず4種類目、5種類目の漢方薬を必要とされる患者様については漢方薬の自費購入としてご案内いたします。
<診察費用>
初診のかた 初診料3300円(診察15分ていど)+お薬代(自費)
再診のかた 診察料770円(15分以内)
延長30分単位3300円
自費漢方薬はできる限り効果があり、かつ経済的ご負担の少ないものを厳選しております。
~その他~
漢方薬は本来300種類以上ありますが、日本では130種類ていどしか保険診療としての使用を認められていません。
どうしても保険診療ではカバーしきれない効果を持つ、保険外漢方薬を厳選してご案内いたします。
(自費診療となりますが、一部のものは健康食品としての販売です)
①カイジ顆粒
中国ではガンの標準的治療薬としての地位が確立されています。
歴代皇帝が愛用していた貴重な漢方薬です。
②冬虫夏草
免疫力アップを目指す方、老化が気になる方におススメです。
アレルギー対策としても愛用されています。
③板藍根(ばんらんこん)
咽頭炎やカゼによる喉の炎症、痛みに対して使用します。トローチタイプなので予防的に内服することも可能です。
④銀翹散(ぎんぎょうさん)
咽頭炎やのどカゼなど、喉の炎症による痛み、乾燥感に使用します。即効性のある漢方薬です。
喉が灼熱感も持ち、ヒリヒリして渇いている症状が強い場合に適しています。
中国医学では「温病(うんびょう)」という病態に対する治療薬として分類されます。
日本の漢方では温病の感染症に対する治療薬に乏しいため、貴重な漢方薬です。
⑤玉屛風散(ぎょくへいふうさん)
中国では新型コロナへ有効として利用されていました。
バリア機能が衰えているかた、虚弱で汗をかきやすいかたの感染初期に適しています。
⑥続命湯(ぞくめいとう)、補陽還五湯(ほようかんごとう)
脳梗塞後の後遺症に対する効果をもつ珍しい漢方薬です。リハビリのお供にどうぞ。
⑦霊芝(れいし)
免疫力向上、抗腫瘍効果、血圧の安定化、抗血栓効果、抗酸化作用などがあるとされます。
田七人参やサルノコシカケと組み合わせた製品もご案内できます。
※自費漢方薬はご注文いただいてからお取り寄せいたします。納品まで一週間程度のお時間をいただきます。