新前橋すこやか内科・漢方内科クリニック|内科・漢方内科、外科、補完・代替医療(自由診療)

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ダイエット漢方

漢方薬だけでモデルのようなスリムな体型になることは期待できませんが、さまざまな健康上の問題に取り組んできた漢方薬には、うまく使えば多少のダイエット効果があるものもあります。
 極端な糖質制限ダイエットや置き換えダイエットは長期的には心身の不調をきたし健康を損なう可能性が大きいことが指摘されています。ダイエットには生活習慣の改善に勝るものはありません。漢方薬をお供に、食事や運動、生活リズムなどできるところから改善していきましょう。

◎本当に単なる肥満ですか?

肥満の定義はBMI* 25以上とされています。生活習慣の乱れが肥満のおもな原因ですが、何らかの疾患や内服薬が原因で生じている肥満(二次性肥満)もあるため、きちんと鑑別することが重要です。二次性肥満の場合には原因疾患に対する治療が最優先です。

二次性肥満の例:クッシング症候群、甲状腺機能低下症、性腺機能低下症、インスリノーマ、ターナー症候群、抗精神病薬、副腎皮質ホルモン薬など

*BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

ダイエット効果を期待して利用される漢方薬をご紹介いたします。

<代表的なダイエット漢方薬>
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
 いわゆる「メタボ」な体型のひとに使用します。おおまかに言えば下剤の一種であり、脂肪太り・中年太りの人の体毒を発散・排泄させることを目的としています。典型的にはへそを中心に盛り上がる太鼓腹でのぼせやすく、暑がりであり、便秘や肩こりなどの症状があるひとに適しています。

防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
 水太り体型のひとに使用します。典型的には色白でブクブクと水太りしており、疲れやすく汗っかきです。おなかはブヨブヨと柔らかく、下半身がむくみやすい傾向のひとに適しています。

大柴胡湯(だいさいことう)
 本来的な使用方法とは異なるものの、ダイエット漢方薬として頻用されています。筋肉質でがっしりした体格で肌は浅黒く、便秘気味のひとの諸症状を目標に使用します。ストレスがあるため自律神経が過剰に亢進しているため肩こり、高血圧、胃酸過多、肝機能障害、胆嚢炎、糖尿病などの症状があります。気のめぐりを改善させることで自律神経および心身のバランスをとることを目的としています。

通導散(つうどうさん)
 非常に強力に血のめぐりを改善する漢方薬です。血(けつ)のめぐりが滞っているとガンコな便秘、腹部膨満感、しみ・あざ、のぼせ、頭痛などの症状を生じます。便通を改善することで新陳代謝が改善すれば一定の減量効果が期待できます。 


漢方薬は比較的安全性の高い治療ですが、体質に合わない漢方薬を無理に長期服用することで危険な副作用が生じる可能性があります。漢方は痩せていることよりも健康であることを目指す医療です。無理のない範囲でダイエットしましょう。
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