脱毛症のお悩みは老若男女問いません!
脱毛症は、命に直接は関わらないのに多くの人の人生の質を大いに損なう深刻な疾病です。
日本では脱毛症に対して保険診療で使用できる薬剤がごくわずかしかありません。そして効果もごくわずか…
かつては「毛生え薬を発明したらノーベル賞」などと言われる時代もありました。
現在は自由診療(自費薬)が主流
脱毛症治療の世界的な潮流は、ミノキシジルとフィナステリドという2つの薬剤が登場してから大きく変わりました。
<ミノキシジルとは>
ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬として開発されましたが、副作用として多毛が確認されたことから薄毛治療に転用されました。現在では男性型脱毛症(AGA)や女性型脱毛症(FAGA)の治療に広く用いられています。過去の臨床試験ではミノキシジルの発毛効果は頭皮に直接塗る「外用」では認められましたが、内服では認められませんでした。そのため日本国内では外用薬のみが承認されていますが、AGA専門クリニックなどでは内服薬(ミノタブ)が使用されるケースもあります。
<ミノキシジルの作用機序・効果>
ミノキシジルは血管を拡張して頭皮の血流を増加させ、毛母細胞や毛根部への栄養供給を促進します(血圧を下げる手段として血管を拡張させる成分を使用するのは常とう手段です)。また、毛包自体に作用してヘアサイクルを正常化し、太く健康な毛髪(硬毛)の成長をサポートします。つまりミノキシジルは「髪の毛を生やす薬である」ということができます。外用薬は基本的には男性用は「5%」、女性用は「1%」が使用されます。1日2回塗布するのが基本です。髪の毛の産毛が生えてからしっかりした硬毛にまで成長するのに相応の時間を要するため、ミノキシジル外用薬は使用開始から3ヶ月程度で効果が現れ始め(=確認できるようになり)、6ヶ月ほどで効果を実感できるとされています。ただし、使用を中止すると元の状態に戻るため、継続的な使用が必要です。初期脱毛は効果のサインとして現れることがあります。
<ミノキシジル外用剤の副作用>
塗布部の皮膚炎・湿疹などのアレルギー症状、血圧上昇が報告されています。
当院では男性用・女性用ともにミノキシジル外用剤をご用意しております🌱
(男性用)ミノキシジル配合外用液5% 「FCI」 1本 60ml 3,880円(税込)
(女性用)ミノキシジル配合外用液1%「FCI」 1本 60ml 3,300円(税込)
ご希望の方は自費診療にてご予約をお願いいたします。
<フィナステリドとは>
フィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、副作用として脱毛抑制効果が報告されたことから、現在ではAGA治療薬として世界60カ国以上で使用されています。日本では「プロペシア®」として先発品が販売され、複数のジェネリック医薬品も登場しています 。
<フィナステリドの作用機序・効果>
男性の壮年性脱毛症(AGA)の進行は、男性ホルモンのテストステロンが頭皮の「II型5α還元酵素」によってより強力なホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されることが原因です。DHTは悪玉テストステロンとも表現され、毛包に作用して髪の成長期を短縮させ、毛包の脆弱化を引き起こします。髪の毛が育成される期間が短くなってしまうのです。
フィナステリドはII型5α還元酵素を選択的に阻害することでDHTの生成を抑え、毛包への悪影響を軽減し、髪の成長サイクルを正常化することで、髪の毛が育つ時間を確保します。つまりフィナステリドは「脱毛の進行を抑制する薬である」ということです。
髪の毛が育つには相応の時間が必要なため、フィナステリドは内服を初めてから通常3〜6か月程度で効果を実感できるようになると言われています。服用を中止すると効果は徐々に失われ、脱毛が再開する可能性があります。基本的な服用方法は1日1回1錠です。多量に服用しても効果は増加せず、用法・用量を守ることが重要です。
<フィナステリドの副作用>
性機能の低下(勃起不全、性欲減退、精液量減少)、肝機能障害、食欲不振や吐き気、服用初期の一時的な脱毛などが報告されています。
※フィナステリドは直接髪を生やす薬ではなく、抜け毛の原因を抑える薬です。AGA治療の効果を最大化するためには、継続的な服用と生活習慣の改善が重要です。また、ミノキシジルなど他の治療薬と併用することでさらなる増毛効果が期待できます
当院ではフィナステリド内服薬を2種類ご用意しております🌱なお、フィナステリドは男性専用の薬剤です。
(男性限定)フィナステリド錠0.2mg「FCI」 1か月分28錠 3,880円(税込)
(男性限定)フィナステリド錠1.0mg「FCI」 1か月分28錠 3,880円(税込)
※フィナステリドは0.2mgと1.0mgで価格が同じです。かつて行われた臨床試験では、0.2mgにも脱毛予防効果が確認されましたが、1.0mgの方が脱毛予防効果は高かったという結果が報告されています。
ご希望の方は自費診療にてご予約をお願いいたします。
(注)名前の似た薬「フィナステリド」と「デュタステリド」のちがいについて
…フィナステリドはⅡ型5αリダクターゼのみを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方の5αリダクターゼを阻害し、より強力にDHTを抑制する薬です。前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞では、主にⅡ型5αリダクターゼによってDHTが生成されています。デュタステリドは頭皮全体や皮脂腺に広く分布するⅠ型5αリダクターゼも阻害します。つまりフィナステリドでは満足いく効果を認めなかった方のために利用されるようになった薬なのです。脱毛抑制効果を検証した臨床試験では、デュタステリドはフィナステリドよりも毛髪数や太さの増加が高いことが報告されており、ある研究ではデュタステリドはフィナステリドの約1.6倍の効果が報告されました。デュタステリドは半減期が長く(約3日~7日)、体内に残るため、副作用が出た場合の回復に時間がかかります。性機能障害の発生率は両者で同等でした。
ここまでの内容を読まれた方は、「フィナステリドよりデュタステリドの方が優れた薬(脱毛症治療薬)だ」と思われたかもしれません。しかし、FDA(アメリカ食品医薬品局)はデュタステリドを脱毛症の治療薬として承認していません。さらにデュタステリドには理論的には血栓塞栓症のリスク増加に関与する可能性が指摘されています。特に長期使用(例:0.5mgを4年間使用)において、血栓関連の有害事象が報告された例があります。しかしながら、発生頻度は低く統計的にはデュタステリドが血栓塞栓症を誘発するとは証明されていません。これらの理由から、当院ではデュタステリドの院内採用を見送っております。
★当院の自費診療について
・初めての方は、できる限りお電話にてご予約をお願いいたします。
・初診料 3,300円、再診料 1,650円です。
・オンライン診療でも自費診療を承っております。初診料・再診料は同一です。当院では「curon(クロン)」というオンライン診療アプリを使用しております。オンライン自費診療は「curon」からお申込みください。
★当院ではミノキシジルやフィナステリド以外に高額な発毛サプリメントなどをセット販売することは一切ございません。